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イスラエル:警察が外相を事情聴取 収賄などの疑い

 【エルサレム前田英司】イスラエル警察は2日、極右「わが家イスラエル」党首のリーベルマン外相を収賄や資金洗浄(マネーロンダリング)などの疑いで事情聴取した。リーベルマン氏は3月31日発足のネタニヤフ新政権で外相に就任したばかりで、容疑を否定する一方、「(捜査に)政治的な思惑があるのは明らかだ」と反発している。

 事情聴取は7時間半に及んだ。自分の娘の名義でキプロスに開いた銀行口座を使ったマネーロンダリングのほか、娘が経営するコンサルティング会社を通じてわいろを受け取った疑いなどがもたれている。

 イスラエルのメディアによると、リーベルマン氏に対する捜査は13年前から続いているという。警察は、この日の聴取予定は数日前からリーベルマン氏側と調整しており、今後も捜査は継続するとしている。

 リーベルマン氏は旧ソ連モルドバ生まれの50歳。78年にイスラエルに移民した。ネタニヤフ首相の側近だったが、連立政治に対する不満から飛び出し、99年に「わが家イスラエル」を結党した。

毎日新聞 2009年4月3日 10時33分

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