【エルサレム前田英司】ロイター通信によると、イスラエルの占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地バト・アインで2日、おのやナイフで武装したパレスチナ人の男が住民を襲撃、13歳のイスラエル人少年が死亡したほか、7歳の少年が負傷した。襲撃犯は逃走。パレスチナ自治政府アッバス議長の出身母体ファタハ系の武装組織アルアクサ殉教者団が犯行を認めた。イスラエルで右派主導のネタニヤフ政権が発足直後の事件だけに、不穏な空気が漂っている。
現場はヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ヘブロンの北方で、約1000人の入植者が住んでいる。
毎日新聞 2009年4月2日 23時35分