いわゆる「雇い止め」で仕事を失う「いすゞ自動車」の期間従業員や派遣労働者ら12人が2日、雇用継続などを求める訴えを東京地裁に起こした。 訴えを起こしたのは、いすゞ自動車の栃木工場と藤沢工場で働いていた期間従業員と派遣労働者計12人。12人は「契約更新を繰り返し、長い期間働いてきたのに、一方的な雇い止めは不当だ」などと訴え、雇用継続のほか、精神的苦痛を負ったとして一人あたり300万円の慰謝料などを求めている。
全日本金属情報機器労働組合(JMIU)いすゞ支部・三浦慶範副委員長(27)は「私たちをモノ扱いせず、長年働いてきた仲間もいるので、人間として見て、会社への貢献を思って普通に雇い続けてほしい」と話した。
いすゞ自動車は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。