新居浜市は1日、同市庄内町4の市医師会内科・小児科急患センターで午後11時から翌日午前6時までの間、小児の軽症患者を対象とした1次救急診療を始めた。小児の救急医療体制を維持するのが目的で15歳未満が対象。小児の深夜診療は、県内では松山市に続き2番目。
市によると、現在同センターで実施している休日(午前9時~午後5時)、夜間(午後8時~同11時)の1次救急受診者の7割を小児が占めている。また、重症患者が対象の2次救急医療機関を軽症者が直接受診することで2次救急に支障をきたしており、市と市医師会、2次救急医療機関が対策を協議した。
深夜診療は祝日を除く、月~土曜日に実施。愛媛大医学部付属病院、県立新居浜病院、住友別子病院のいずれかの医師が診察を担当する。【高谷均】
毎日新聞 2009年4月3日 地方版