出雲市や斐川町に住む日系ブラジル人らのグループ「ニッポ-ブラス」のメンバーが26日、県雇用政策課や出雲商工会議所など10機関を訪れ、外国人雇用確保への協力や、住居の確保への支援などを要請した。
同グループは、雇用が厳しい中、助け合うことを目的に、先月15日に結成。約40人が参加している。
出雲商工会議所では、福間泰正専務理事らに対して、日系2世の碇マウリシオさん(33)が「いろいろな会社に履歴書を送っても不採用になる。日本語が上手でないと、仕事がみつからない」などと説明。これに対して福間専務理事は「27日の議員総会で話をして、ご理解いただけるようお願いしたい」と話した。【細谷拓海】
毎日新聞 2009年3月27日 地方版