広島東洋カープが新広島市民球場(南区)の内装工事や観客席整備に約22億円を投じることが27日、分かった。市、広島県、経済界、球団の負担とたる募金で賄う本体建設費90億円と合わせ、「夢の器」づくりに、総額で110億円余りが注ぎ込まれる。
球団の独自負担の内訳は、概算で選手ロッカーやトレーニング機器などの購入約1億円▽右翼2階席とコンコースの防音壁設置約6300万円▽スポーツバーの内装工事約2000万円―など。
球団だけが使用するロッカールームなどのエリアも床や天井張り、消火用スプリンクラー設置の費用を負担。地元金融機関から全額融資を受ける。入場券販売などのためのコンピューターシステム費と、現球場(中区)からの事務所移転費はさらに別途負担する。
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