2009年3月31日 18時27分更新
兵庫県は、県内の医療態勢を充実させるため公立病院が連携をとって効果的に機能を分担する「ネットワーク化」の検討を始めました。
兵庫県は、医師不足のため救急医療態勢が整っていない地域があることから各地域ごとに医療について検討する会議を開いて、地元の市長や町長、それに病院関係者と対策を協議してきました。
その結果、医師の継続的な確保や医療機関の安定した運営などを基本に今後5年間かけてネットワーク化を進めることになりました。このうち、阪神間では県立西宮病院と西宮市立中央病院、芦屋市立芦屋病院が連携して小児救急医療態勢の充実を図ることにしています。
また、東播磨と北播磨では加古川市民病院に小児・周産期医療を集約し、ことし11月に開設される県立加古川医療センターを中心に救急医療態勢を整えます。
丹波では県立柏原病院と柏原赤十字病院それに兵庫医科大学篠山病院のネットワーク化を検討するほか、淡路では、県立淡路病院に地域救命救急センターの整備を検討することにしています。
兵庫県では「病院間の連携で安全安心な地域医療態勢の確保に努めていきたい」としています。