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阿修羅像の梱包始まる 二重の箱に防振装置6基

2009年3月18日3時0分

写真:アルミの枠に固定され、搬出を待つ阿修羅像=17日午後、奈良市の興福寺、南部泰博撮影アルミの枠に固定され、搬出を待つ阿修羅像=17日午後、奈良市の興福寺、南部泰博撮影

 31日に東京国立博物館で始まる「国宝 阿修羅展」(東京国立博物館、興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日主催)に向け、主役である阿修羅像(734年、国宝)の梱包(こんぽう)作業が17日、奈良市の興福寺で始まった。数日かけて2重になった箱に納め、トラックで東京へ運ぶ。

 阿修羅像は14.58キロと軽量。細長い6本の腕が破損しないように、立ったままの状態で内箱に収納する。外箱との間にはワイヤロープをらせん状に巻いた防振装置6基を設置する。初日の梱包には同館や日本通運のスタッフら十数人があたり、腕と腰を薄紙などで保護した後、内箱の中心に置くアルミ枠に納めた。

 阿修羅像が奈良を離れるのは、1952年に東京・日本橋三越であった「奈良春日興福寺国宝展」以来57年ぶり。

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