教育音楽 小学版 2009年 03月号 [雑誌] 音楽之友社 このアイテムの詳細を見る |
もうはや2/18日。明日になりましたが、「花笑」の同声二部合唱版が出ます。をクリックして、買っていただくと大変うれしいですね。
いきさつは前に書きましたが、岡崎市緑丘小学校の先生が個人的にで、「CDを聴いて感動したので、これは演奏しなければと思いました。同声二部か三部の楽譜は出てますか?」と尋ねられたのがきっかけです。
卒業式で演奏するために、練習時間が必要 ですから1月には譜面ができてないとまずいとゆーことで、先生には先に譜面をお渡ししました。
これを機会にして、小学校でも演奏がふえるといいですね。ただし、この曲は演奏が難しいので、ある程度歌える子どもたち、また指導する先生が音楽に対する情熱をもっている人、勉強熱心であることが必要です。好きだからただ歌えばいいのでは、いい演奏にはならないです。
自己満足で終わらせないためには、冷静に曲をみつめる必要がある。
全ての音楽がそうでしょうけれど・・・歌に限らず、楽器演奏でも、創作でも、感情任せでは、荒っぽく、いい出来にはならないです。ですから「感じたまま歌うこと」や「情景を目に浮かべながら」ではダメなんです。
ダメなんですではなく、ダメに決まっています。プロなら当然ですが、アマチュアでも、子どもたちでも、人に聴かせる演奏である以上、責任をもって「こう聴かせたい、ああ聴かせたい」とゆー策略は絶対に必要です。
前に「地球の鼓動」という曲のビデオをもらったことがあります。でもその演奏はあたしに何を言わせたいのかわかりませんでした。「ただ声を出しているだけ」。教えるほうが無責任。人間関係だけで、物事をつなごうとしている
そういうことが好きな人はいいけど、あたしは嫌いなんです。ですからではっきり「人に聴かせる演奏ではない」と書いておきました。先生としては気分が悪かったでしょう。
普通の人は、自分ができないこと、能力が不足していることを認めないです。だから進歩がないんですが、能力がある人は、「できない」と素直に認めることができます。だから進歩できていく。
その先生とはそれっきりです。あたしのつきあう相手ではありませんでしたので。
それはともかくとして
今後、他の楽曲でも編成を変えてほしいときは、あたくしに直接を下さるか、音楽之友社のほうへ連絡をお願いします。作詞者の方に頼んだとしても無理です。合唱の場合、作曲した者に9割がたの責任があります。詞や詩の選択は作曲者が行うからです。
言葉を料理するのは作曲者です。自分の音楽に合うように、言葉を音にあてはめていきます。その逆はありえないです。
というわけでよろしくお願いします。
それではまた