名古屋市長選、河村氏の民主推薦を決定

　民主党は２４日、党本部で常任幹事会を開き、４月の名古屋市長選で、河村たかし衆院議員（６０）＝愛知１区＝を党の推薦候補とすることを決定した。

　幹事会には愛知県連の伴野豊代表と河村氏が出席。伴野代表が河村氏について「暴れ馬だったが、皆様のお陰で出走間際に何とかゲートインできた」とあいさつし、県連からの推薦要請に満場一致で決定した。河村氏は「何とか当選してご恩返ししたい。選挙では皆様の応援団にもなりたい」と話した。

　議員定数の削減などを掲げた河村氏の政策には地元の市議団からの反発が根強いため、小沢代表は河村氏の推薦の条件として「地元との政策合意」と「愛知１区の後継候補選びは党本部に一任すること」の二つを挙げていた。２０日に市議団と河村氏が協議し、市議団の意見も反映させたマニフェストをつくることで合意したため、条件が整った。河村氏の後の衆院愛知１区の候補者については、今後、党本部が決定する。