2009年3月24日3時2分
最大の判断材料として党内で注目されているのが、24日にも開かれる小沢氏の記者会見での説明と世論の反応だ。あるベテラン議員は「小沢が何か言ったとき、世の中の空気が『なるほど』となるかどうかだ。続投を支持するかどうかはそれから判断する」と見極める構えだ。
党執行部の一人も「各地の候補者が戦えないとなれば、小沢は辞めるしかない」と見ている。実際、21日に鹿児島市で開かれた党の会合では小沢氏の代表辞任を求める声が上がり、来賓として出席した鳩山氏は答えに窮した。
そもそも小沢氏には首相になる意欲がない、とみる党幹部は「小沢は『当面』は辞めないが、代表を続けて衆院選に不利とわかれば、すぱっと辞める。後任の流れは一気に岡田(克也副代表)になる」と読む。(村松真次)