現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 国政
  5. 記事

小沢代表「辞任を」63% 朝日新聞世論調査

2009年3月29日22時30分

 民主党・小沢代表の公設秘書が違法献金問題で起訴されたことを受けて、朝日新聞社が28、29の両日に実施した全国緊急世論調査(電話)によると、小沢氏が「代表を辞める方がよい」との意見は63%で、秘書の逮捕直後に実施した前回調査(7、8日)の57%より増えた。「続ける方がよい」は24%。これまで民主が大きくリードしていた衆院比例区の投票先では、民主31%、自民27%と接近した。

 民主支持層の中でも「辞める方がよい」は51%おり、「続ける方がよい」の44%を上回った。前回調査では40%対49%で続投支持が多数派だったが、逆転した。

 「いま投票するとしたら」として聞いた衆院比例区の投票先は、秘書逮捕前の2月中旬に実施した前々回調査では、民主42%対自民22%と大差がついていたが、前回は36%対24%に縮まっていた。

 また政党支持率も、前回は自民と民主が22%で並んでいたが、今回は自民27%、民主20%と差がついた。

 西松建設の違法献金問題で、小沢氏の説明が「不十分だ」とみる意見は86%と圧倒的で、「十分だ」は7%しかない。小沢氏が「前例のない形での逮捕・起訴は納得いかない」などと主張している検察への批判に「納得できる」は22%、「納得できない」は65%。民主支持層でも44%対47%と意見が分かれる。

 一方、麻生内閣の支持率は22%で、前回の14%から上昇した。自民支持層の中の内閣支持率が前々回調査では40%しかなかったが、前回48%、今回56%と持ち直している。

 首相にふさわしいのは麻生氏か小沢氏かの質問では、麻生氏が30%、小沢氏が26%。前回は22%対32%だったが、逆転した。麻生氏が小沢氏を上回るのは昨年11月(49%対23%)以来だ。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内