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宮崎・大阪の「変化」千葉にも 森田氏知名度に県民期待(2/2ページ)

2009年3月29日22時33分

写真:当選を決め、万歳する森田健作氏=29日午後8時52分、千葉市中央区、越田省吾撮影当選を決め、万歳する森田健作氏=29日午後8時52分、千葉市中央区、越田省吾撮影

写真:当選を決め、支持者から花束を贈られる森田健作氏。右は妻美子さん=29日午後8時52分、千葉市中央区、越田省吾撮影当選を決め、支持者から花束を贈られる森田健作氏。右は妻美子さん=29日午後8時52分、千葉市中央区、越田省吾撮影

 選挙期間中、自民党の国会議員らから応援演説の申し出もあったが、すべて断った。「完全無所属」をアピールしつつ、選挙戦中盤からは国会議員の経験も強調して、東国原、橋下両知事とは違う「脱タレント」を印象づけた。

 不安もあった。投開票日の2日前、森田氏は「おれの場合、手応えは正直わからない。握手してくれた人が票を入れてくれるのか確かめようがない」と漏らした。森田氏を支援する自民党県議は「組織に頼らない新しい選挙のやり方。ただ、無党派層はつかみどころがない。吉凶どちらに転ぶかわからない」と語った。

 だが、有権者は「政党に頼らず、振り回されず」と訴えた森田氏に票を投じた。西松建設の違法献金事件が小沢代表の進退問題に進展して民主党が揺れたことも、追い風になった。

 自民党県議の一人は「4年前は、少なからずタレント出身に対する冷めた見方があった。それが今回、東国原、橋下と、知事像としてイメージしやすいモデルがあり、理解を得られやすかった」と振り返った。

 森田氏は、69年に映画「夕月」でデビュー。71年にテレビドラマ「おれは男だ!」に主演して一躍人気に。92年に参院東京選挙区で初当選。任期途中の98年、衆院東京4区の補選で当選し、03年まで2期5年余り務めた。03年から麗沢(れいたく)大客員教授。

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