広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)の完成式が28日、真新しい内野スタンドであった。事業主体の市、広島県、経済界、広島東洋カープの関係者や地元住民たち約200人が出席し、新たなカープの本拠地の誕生を祝った。
秋葉忠利市長は「市民や経済界の熱意で待望の新球場が完成した。カープの躍進を期待している」とあいさつ。グラウンドでは、藤田雄山知事や広島商工会議所の大田哲哉会頭たち6人と旧市民球場(中区)の土をまき、「市民球場」の伝統継承を誓った。
敷地面積は約5万平方メートル。オープン型の本体は地上7階地下1階建てで、平面建築面積約2万3000平方メートル。広さは旧球場の約3.6倍に達する。建設費は90億円。4月10日の対中日ドラゴンズ戦から本格使用する。
動画はこちら
【写真説明】マツダスタジアムの内野スタンドであった完成式で喜びを語る秋葉市長=28日午前10時45分、広島市南区(撮影・藤井康正)
|