中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

新球場「晴れ姿」に喜びの声 '09/3/29

 地域の力を結集して、広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)が28日、誕生した。完成の日を迎え、勇壮な「晴れ姿」を見届けた関係者たちは、感慨深い表情で喜びを語った。

 各界トップで2004年11月、新球場建設促進会議を結成した。座長を務めた当時の広島県体育協会会長の多田公〓(こうき)さん(86)は、事業主体や建設地選定などで曲折した経緯を思い返し、「この球場は、みんなの気持ちが一つになった証し。次はどう生かしていくかを考えよう」と目を細めた。

 広島商工会議所前会頭の宇田誠さん(74)は「まさに『ALL―IN(オールイン)』でできた球場」と、建設費を負担した地元企業の力添えをねぎらった。「時期がもう少し遅ければ、寄付が集まらなかったかもしれない」。今の経済状況を踏まえ、不況下の明るいニュースを喜んだ。

 新たな本拠地を構えた広島東洋カープへの期待も完成式の会場にあふれていた。松田元オーナー(58)は「みなさんに感謝し、恩返ししたい。チームを強化し、誕生したばかりの『赤ちゃん』球場を立派に育てたい」と決意を語った。

【お断り】〓は「臣」の右が「巳」で下が「れんが」ですが、JISコードにないため表示できません。


  1. 思い出を新球場へ引き継ぎ
  2. 南陽工8強にアルプス歓喜
  3. 開星ナイン「よくやった」
  4. 核兵器廃絶へ生徒が街頭署名
  5. 「さくらライブ」にぎわう
  6. ホタル保護・育成へサミット
  7. ひな人形が彩る東城城下町
  8. 福寿会館洋館の改修終え式典
  9. 海辺の美術館29日披露 尾道
  10. 大島少年サッカー4強そろう
  11. 29日、吉賀でカタクリまつり
  12. SLやまぐち号、出発進行<動画あり>
  13. 津和野では沿線に鉄道ファン


MenuNextLast
安全安心