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アメリカはいつも戦争「アレン・ネルソンさんと語ろう ―あなたは戦争の真実を知る―」
2008/02/05
アレン・ネルソンさんと通訳の女性

 2月1日午後6時半から、東京・杉並区産業商工会館で「アレン・ネルソンさんと語ろう ―あなたは戦争の真実を知る―」という集会が開かれました。主催は若者中心の「アレン・ネルソンさんと語ろう」実行委員会です。

【アレン・ネルソンさんプロフィール】
 1947年ニューヨーク・ブルックリン生まれのアフリカ系アメリカ人。海兵隊員として13カ月間ベトナム戦争の前線で戦う。帰還後PTSDに苦しみ、治療に18年を要する。日米両国で精力的に講演活動を続け、戦争の現実と愚かさを訴え続けている。著著に『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか』(講談社)など。

 ネルソンさん(以下、わたし)は自己紹介のあと、まず、戦争で犠牲になった方々に捧げる歌「アメイジング・グレイス」を弾き語りで歌いました。アフリカ系アメリカ人の歌い方だそうです。低く力強く、かつジーンとさせる心のこもった歌声でした。


日本人にも、米大統領選挙の選挙権が与えられるべき

 数年前、広島・長崎で原爆資料館を見学し、大変なショックを受けました。わたしがアメリカで受けた教育が偽りであり、政府によるプロパガンダだと知ったからです。そこで学んだことは愛する国アメリカが、女性、子ども、お年寄り、病院などなど罪なき人々に原爆を投下したという事実で、わたしは涙をこらえることができませんでした。広島・長崎に原爆を投下したことは最悪なテロリズムであり、アメリカがテロを教えた国と言えます。アメリカには他国をテロ国家などと呼ぶ資格はありません。

 アメリカ人として日本の沖縄になぜ米軍基地があるか疑問に思っています。日本人は日本を守るために米軍基地を置いているというプロパガンダを信じている人が多いですが、真実を伝えると、それは日本政府をコントロールするためであって、日本を守るためではありません。日本は今でもアメリカの占領下にあります。

 本土にいて占領状態を認識することはむずかしいですが、沖縄に行って、地元の人と話して下さい。沖縄の人たちは毎日占領軍によって危険な目にあわされているのです。みなさんの国には真の民主主義はなく、アメリカの傀儡政権であり、首相はアメリカの1州の州知事で、みなさんの大統領はジョージ・ブッシュです。みなさんにも大統領選挙の選挙権が与えられるべきです。


アメリカの貧困

 本当のアメリカというのはディズニーランドやCNNや映画ではなく、貧困です。日本にはホームレスの男性がいますが、アメリカには男性だけでなく、ホームレスの女性や子どもたちがいます。彼らは道端や公園、シェルターで寝泊まりしています。スーパーマーケットに行くと入口で物乞いしている女性や子どもたちがいます。

 わたしは北海道から沖縄まで日本全国に行き、貧しい地域を目にしますが、スラムやゲットーは目にしたことがありません。ニューヨークのブルックリンはスラム、ゲットーで、暴力、失業者、麻薬中毒者、アルコール中毒者であふれています。

 アメリカはいつも戦争、暴力に莫大な金をつぎこむ国です。核兵器や大量破壊兵器をたくさん持っているかわりに、人々の雇用や医療に使うお金は少ないです。わたしは貧しい生活を抜け出したくて、1960年、高校を中退し海兵隊に入隊しました。わたしはとても誇らしく、母は喜んでくれると思いましたが、そうではなく、怒りだし、がっかりし、泣き出しました。母はわたしが貧しい生活がいやだと思っていることをわかっていないのだ、と思いました。

 アメリカ軍兵士たちは中流・上流出身ではなく、貧しい労働者階級出身で、スラムやゲットーで仕事がなく生きるすべがない者たちです。日本の自衛隊にも同じことが言えると思います。裕福な者たちは外国旅行をし、一流大学に入って家の仕事を継ぐのです。

 ブッシュは対テロ戦争が重要だと述べ、他人の子どもを戦地に送って殺しますが、自分の娘は絶対に軍隊には入れません。日本の元首相の小泉も、いとも簡単に他人の子どもを戦地に送りましたが、自分の息子は東京でとても安全にしています。ビールのCMで見るほど安全です。戦場で殺し合うのは貧しい子どもたちです。


人殺しになる訓練

 兵士の訓練は想像を絶する厳しさです。初日に口を閉じることを教え込まれます。みなさんは子どもたちを何かを解決するために質問し、自分で考える人間に育てたいと思っていらっしゃるでしょうが、軍隊では「考える」と「思う」が許されません。兵士には考える役目はなく、命令に従うのみです。

 日の出前に起床し、何マイルも走って、訓練を受けます。武器の操縦法を学ぶ授業、ライフルの操縦法、手榴弾の使い方、素手で敵を殺す方法……。多くの政府が軍隊を「平和維持軍」と呼びますが、軍隊では人殺ししか学びません。

 40人位の18歳、19歳位の兵士たちです。上官が「おまえら、何がしたい?」と聞くと、「殺す!」と答えます。「聞こえないぞ!」「殺す!」「まだ聞こえないぞ!」「殺す!」最後にはけもののような怒号をあげて「殺す!」と叫びます。これが軍隊に入るということです。

 軍隊に入るということは確実に人を殺すことであり、自分も殺されるかもしれないということです。イラク戦争はメディアによって誤解されています。兵士はソーシャルワーカーではありません。お年寄りが安全に暮らせるようにしているのではなく、子どもたちにキャンディをあげているのでもなく、病院を作っているのでもありません。殺しているのです。

 さて、わたしも訓練を終え、いよいよベトナム戦争に行くことになって、大変わくわくしていました。ところがすぐにベトナムへは行かず、沖縄の金武町にあるキャンプ・ハンセンでまた訓練することになりました。ここでの訓練は戦車、ヘリコプターを使い、実弾を使って、村を包囲するといったそれまでの訓練とは違った演習でした。アメリカでは射撃の的は「牛の目」と呼ばれる丸い的でしたが、沖縄では人間の形の的でした。

 本物の戦争では弾をはずしたら次は敵が撃ってくる番ですから、絶対にはずせません。本物の戦争では的が小さいとはずす確率が高いので、頭や心臓、足などは狙わず、腹に何発も撃ち込みます。心臓を撃てばその瞬間に死に、苦しみはありませんが、腹を撃つと何時間も痛みに耐え、泣き叫び、やっと死ぬのです。沖縄では腹を撃って人を殺す方法を学びました。

 日中は訓練し、夜、街にでかけました。目的は三つ、酒、けんか、女性です。酒に酔ってタクシーに乗ってもお金を払うことを拒否しました。しつこく払えと言ってくる運転手は殴って意識不明にします。女性を訪れても同じことです。たくさんの人がこういう話を聞いて驚きますが、兵士というのは暴力的になる訓練を受けているので、暴力的な部分を基地の中に置いていくことはできず、暴力をもって街に出かけていくのです。地元に対する暴力事件が明るみに出ると、基地の長官はすぐに謝罪します。が、それは兵士に戦争に行く準備ができているということなので実は喜んでいるのです。


映画にはない戦争のにおい

 いよいよ明日ベトナムに行くという日には、興奮して夜も眠れませんでした。怖くはありませんでした。わたしは映画をたくさん見ました。映画ではハンサムなヒーローが美しい音楽をバックに敵に立ち向かい、女性や子どもを救います。

 わたしは13か月の間、ジャングルでたくさんの人を殺し、人が死ぬのを見ました。ベトナムのジャングルで学んだことは映画とは全然違うものでした。ハンサムなヒーローはいません。誰も女性や子どもを救いません。女性や子どもは自分で自分の命を守らなければなりませんでした。戦争にはルールはありません。眠っていても、食事していても、トイレをしている最中でも即殺す。女性、子ども、お年寄りが一番苦しむのです。

 ベトナムの村を攻撃すると、男たちがわたしたちと戦います。女性と子どもたちは逃げ回ります。男たちを殺し終わった後、女性と子どもたちを探すのは簡単なことでした。水も米もなく3日、4日、5日と経つと、小さな子どもはおなかがすいて泣き叫ぶからです。ジャングルの奥深く入り込み、耳を澄ますだけで、すぐに居所は知れました。

 お年寄りは逃げ続ける体力がないので、女性、子どもと一緒に逃げると遅れます。女性や子どもがお年寄りを待っているところを見たことがあります。しかしお年寄りは決して追いつかないので、そのまま一人で死ぬのです。こういう光景は映画では目にすることはありません。ニュースでもありません。

 攻撃後、死体を集め、数を数え、掃除しなければなりません。男、女、子どもという3つの死体の山を作ります。死体に欠けている部分があれば探してきてくっつけなければなりません。大きなけがをした村人がジャングルへ入って行けば、その死体を見つけなければなりません。

 死体を見つける方法はふたつあります。一つはハエの音です。ハエの飛ぶ方向に行けば死体があります。二つ目はにおいです。腐敗した死体の異臭は強烈なもので、もどしたり、涙が出たり足がふるえたりします。絶対に忘れられない戦争のにおいです。映画にはにおいがありません。においがないので現実的ではありません。真の戦争のにおいが映画についていれば、みんな二度と観ないでしょう。真の戦争のにおいは腐敗した死体、焼け焦げた死体のにおい、火薬のにおいです。

 ジャングルに隠れていた女性と子どもを村に連れ帰ると、最初に目にするものは死体の山です。女性の死体の山を見た子どもがひとりの女性に抱きついて泣き叫びます。若い女性が子どもを引き離そうとしましたが、子どもは死んだ母親にしがみついて、離れようとしませんでした。お年寄りは誰かが生き残っているかと探しますが、誰もいないとしゃがみこんで泣き始めます。


ベトナムの人たちも人間だった

 「戦争であなたの目を開かせたものはなんですか?」とよく聞かれます。ある時、村を攻撃中、たくさんの仲間が死に、わたしも逃げ回って村の家の防空壕の中に入りました。ベトナムの家族は家に防空壕を作っているのです。そこに15、6歳の少女がいて、彼女はわたしを見るとたいへん脅え、怪物を見たような表情をしました。しかし彼女は逃げ出すことはできなかったのです。荒い息遣いが聞こえました。少女はお腹の下に何も身に着けていませんでした。初め何が起こっているのかわかりませんでしたが、少女の足の間から赤ん坊の頭が見えた時、わたしはどうにかしてこの少女の力になりたいと思いました。

 しかしわたしは人殺ししか教わっておらず、命が生まれ出る時のことを教わっていませんでした。とっさにそこに手を出すと、わたしの手の中に赤ん坊が生まれ落ちました。少女は赤ん坊を奪い取り、歯でへその緒を噛み切って、逃げていきました。わたしは目の前で起こったことが信じられませんでした。その防空壕から出た時は、全く違う人間になっていました。ベトナムの人々が人間だったと気づいた本当に大切なできごとでした。私はこのことを誰にも話しませんでした。

 赤ん坊が生まれるのを見たあと、わたしはベトナム人と友だちになろうとしました。子どもと遊ぶようになり、食べ物や毛布を盗んで、母たちに与えるようになりました。

 アメリカでの訓練、沖縄での訓練で、わたしたちは「ベトナム人は人間ではない」と教えられていました。そしてベトナム人のことを、「けだもの」「つり目」「共産主義者」と呼んでいました。軍隊は攻撃相手の人間性を取り払おうとするのです。原子爆弾も人間の上に落とすとは思っていませんでした。「ジャップス」は「ラッツ」と発音が似ていて、「ドブネズミ」のようなものの上に落とすと思っていたのです。

 また、第二次世界大戦中、日本は米英兵をひどいことをして殺しました。日本人は米英兵を「鬼」と呼んでいました。イラクでは米兵はイラク人を「砂漠のサル」と呼んでいます。ベトナム戦争だけでなく、すべての戦争で同じことが繰り返されています。今、この瞬間にもパレスチナ、アフガニスタン、イラク、アフリカ、ヨーロッパ各地で人が殺されています。


沖縄は非常に危険な場所

 沖縄では最も残忍な地上戦が行われました。女性は洞穴、川辺で出産を強いられました。沖縄は現在も米軍占領下にあり、恐怖の日々を送っています。1995年に3人の米兵による12歳の少女のレイプ事件がありました。米兵による暴行事件はこれが初めてではなく、第二次世界大戦以来何千人という被害者がいます。その多くは隠されたままです。米兵による交通事故もあります。

 わたしは子どもを持つ父親として、暴力に囲まれて生活している沖縄の子どもたちが心配です。米兵はみなさんの想像できないことを毎日やっているのです。子どもたちはマシンガンや攻撃の音を聞き、兵器を積んだトラックや武器を持った男たちの乗ったトラックを毎日目にしています。家族を育てるには沖縄は非常に危険な場所なのです。2004年には沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落しました。いつなんどき、学校や家にヘリが墜落するかわからないのが沖縄です。

 わたしは1995年の事件をきっかけに1996年から日本を訪問しています。たくさんの人々と基地にでかけ、すべての沖縄の基地を閉鎖せよと訴えています。兵士たちが国へ帰る時が来ている、平和のうちに子どもたちを育てられるようにと、抗議行動を行っています。本土の米軍基地も閉鎖すべきです。第二次世界大戦が終わり、アメリカは占領を終わらせ、国に帰る時が来ているのです。


平和はわたしたちひとりひとりから始まる

 1996年沖縄に行った時、一人の人が日本国憲法の英訳を見せてくれました。9条は信じられませんでした。9条は美しく、どんな核兵器、軍隊よりも力強いものです。日本の子どもたちと話す機会がありますが、彼らは大変美しいです。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、韓国……の子どもたちは戦争を知っていますが、みなさんの子どもたちは戦争の恐怖を知らない。彼らと話すとわかります。お父さん、おじさんが戦争に行かなくてよかったと思います。9条が守っているのです。みなさんはいつなんどき、自分の父親が、夫が死体で帰ってくる、片手、片足をなくして帰ってくるかと心配しなくていいのです。9条の力です。9条が皆さんを守っているのです。9条があるということはどれだけ幸運なことでしょう。

 今、国会ではなんとか9条をなくしてしまおうと策動しています。みなさんは国民としてこれを許してはなりません。今まで9条がみなさんを守ってきました。今度はみなさんが9条を守る番です。9条はみなさんだけでなく世界中のすべての人々にとって大事なのです。アメリカにもあったらいいし、すべての国が取り入れてほしいと思います。世界の平和はアメリカから始まるものではありません。世界の平和は国連から始まるものでもありません。わたしたちひとりひとりから始まるものです。


(次に質問とお答えがありました)

 質問:基地をなくすとすると、どうやって国を守ればいいのでしょうか?

 答:日本政府はかつて侵略した周辺諸国と和解し、平和的共存の道を作り上げる必要があります。日本は侵略によって周辺諸国に多大な被害を与えましたが、例えば「従軍慰安婦」に対しても謝罪、補償をせず、「なかった」とか「証拠がない」とか言い逃れしています。今回の沖縄の集団自決に関する教科書検定でも軍の命令がなかったとしていますが、そんなことは言うべきではありません。

 政府とメディアは北朝鮮が核実験を行った時、いつ攻めてくるかとやっきになって国民の恐怖をあおりたてました。そうやって震え上がらせておけば、税金をもっと軍拡に使えるからです。メディアが北朝鮮は怖いと信じ込ませようとしています。金正日は狂った人ですが、バカではないと思います。アメリカの核兵器が北朝鮮に向けられていることも知っているし、日本本土、沖縄にも配備され、周辺海域にも配備されていることを知っています。世界で一番狂っており、バカなのはブッシュです。ですから日本に敵はありません。周辺諸国と和解すれば基地はいりません。みなさんを守っているのは9条です。

 質問:私も9条で守られていると思います。日本国内に22か所ある原発を一つ二つ破壊すれば、放射能汚染は日本国内にとどまりません。こんな国を攻撃するバカな国があるでしょうか?

 答:おっしゃる通りです。政府はテロリストと戦わなければと、恐怖心を植え付けてコントロールします。第二次世界大戦以降、日本人は一人も殺していないので、敵はいません。アメリカにはたくさんの敵がいます。わたしは日本に来る時、アメリカの航空会社の飛行機は使いません。JALかANAを使います。

 一体誰が力を持っているのかを認識することが大切です。力を持っているのはわたしたち一人ひとりです。中には全く興味を示さない人も情報を持っていない人もいます。わたしたち一人ひとりの責任、任務が大変ですが、みんなに情報を知らせ、眠りから覚まさせる必要があります。わたしたちは世界を変えることができるのです。想像することができ、信じることができます。自分自身を変えることで世界を変えることができます。
◇ ◇ ◇
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[32752] 忍野さんへ
名前:渡辺容子
日時:2008/02/13 22:45
忍野さんへ


〉渡辺さんは日本がすごいスピードで戦争のできる国へと向かっていると言いますが、いま現時点で全世界の中で渡辺さんが認めている『戦争のできない国』はどこですか?


私が「戦争のできる国」という言葉を使ったので、忍野さんはそれに対応して、「戦争のできない国」という言葉をお使いになったのでしょう。私が「戦争のできる国」という表現をしたのがあいまいでしたので、「アメリカと一緒に侵略する国」に訂正します(現在、アメリカと一緒にイラク戦争を行っているので「名実ともに」を頭につけた方がより正確でしょう)。


私は「戦争のできない国」はないと思います。現在、軍隊を持っていない国は27程あるそうですが、(検索すれば出てきます)、その国だって、将来、軍隊を持つ可能性はあります。「DAYS JAPAN」という雑誌がありますが、毎号の表紙に「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」と書いてあります。「戦争をしない国」になることは可能であると思います。その国の人々の「戦争をしない」という意志によって。(「攻められたらどうする?」とおっしゃるでしょうね。その話はまた・・・)


〉ちなみに北朝鮮は『戦争のできない国』ですか?
だとしたらその根拠は何ですか?


上の答えでこちらにも答えていると思います。


〉僕も自分なりの9条を現実社会に活かす意見を持っていますが、その意見を渡辺さんのこのご意見板に示すべきかどうかの判断のためにお答えしてくれれば幸いです。


なぜこのような質問をされたのか、説明していただければ幸いです。


また、軍隊を持たない国・コスタリカについて以下に参考になる記事がありますから、もしよかったらお読みください。

http://www.magazine9.jp/interv/chihiro/index.html
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[32739] 忍野さんへ。
名前:内田良穂
日時:2008/02/13 17:35
あなたはどう思っているか知りませんけど。アメリカは、日本より中国や北朝鮮のほうを「仲良し」だと思っているような感じですね。私にはそう思えます。
[返信する]
[32737] 渡辺さんに質問
名前:忍野タカユキ
日時:2008/02/13 01:09
>この国がすごいスピードで戦争のできる国へと向かっている今(すでにイラク戦争に加担しているわけですが)、多くの人がそれを止めたいと切望しています。それが「9条を守ろう」という「運動」となっていますが、その中身について、あまり話し合われていないような気がします。<

渡辺さんは日本がすごいスピードで戦争のできる国へと向かっていると言いますが、いま現時点で全世界の中で渡辺さんが認めている『戦争のできない国』はどこですか?

>多くの人は「戦争だけは絶対にやってはいけない」と思っていると思いますが、このことに無関心な人もおり、北朝鮮が攻めてくると信じている人もまた多い状況です。<

ちなみに北朝鮮は『戦争のできない国』ですか?
だとしたらその根拠は何ですか?

僕も自分なりの9条を現実社会に活かす意見を持っていますが、その意見を渡辺さんのこのご意見板に示すべきかどうかの判断のためにお答えしてくれれば幸いです。
[返信する]
[32728] ネルソン氏には敬意を表しますが
名前:田中秀郎
日時:2008/02/11 22:06
また沖縄の海兵隊の不祥事ですか。
以前の事件でも、相当、部内で徹底した教育
なりしておるはずでしょうに、またしても。

少なくとも米海兵隊だけでも早急にグアムなり
ハワイにお引取り願いたいものです。
今回の事件も、入隊したての新兵ならともかく
そこそこ軍歴のある年齢であるのにこの始末。
多少、想定戦場から遠ざかってもいいから、
沖縄からは撤退してもらいたいですな。
(展開距離が遠くなっても、事前装備集積船や
その他後方支援のやり方を工夫すれば対応は
可能なはずです)
あわせて問題になっている普天間基地も機能を縮小し
嘉手納に統合するなどしてもらえれば、ジュゴンも助かる。

とにかくわが国の民間人に危害を加える部隊など
不要ですな。
[返信する]
[32723] 誠に粗忽者にて、ここでも、訂正致します。失礼致しました。
名前:中村孔治
日時:2008/02/11 18:14
<そこで、ここでは、以下【 】内に10行ほどの、削除された、最終の文章<4箇所○○に置換>のみをピックアップ致します。>


以上の文章は次の如く訂正致します。


<そこで、ここでは、以上の【 】内に、削除された、最終の10行ほどの文章(4箇所○○に置換)のみをピックアップ致して置きました。>


さて、以前にも書きましたが、大逆事件で政府の処置に怒った、徳富蘆花の『謀反論』が一部伏字を用いているが、旧・日本帝国憲法のもと、堂々と出版されていました。


新民主憲法下の民主的をもって鳴るところのJANJANで全文削除とは、一寸残念とは存じ上げます。


しかし、あくまでも、JANJANはその業務遂行上のご判断であったと存じ、了承致しております。
[返信する]
[32676] 内田良穂記者のお気持、愚昧な私にも、よく判りました。
名前:中村孔治
日時:2008/02/09 16:56
内田良穂 様、以下の<>内の文章等拝読致しました。<日本を「戦争をしない国」にするためには「技術」と「知識」が必要だと思います。そのためにはどうしても専門家の力を借りなければなりませんし、使わなくてはなりません。金も必要でしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。でも「小さな思い」がたくさん集まれば世界を動かすこともできますよね、きっと >


上記の等々、貴兄の言の通り、たとえ「小さな思い」であっても、熱心に、克服方法等々を、あらゆる角度から分析し、克服の手段を練り、その実行方法を研究し、克服の企画・実行計画を樹立し、それらを精緻に検討・改善する必要があります。そして、子々孫々の世代まで、息長く、実行し、幾多の艱難を克服する必要がありましょう。


提案【 V.21世紀の国家戦略&結言 ○○関連の書物日本で多数出版あり。だが極めて重要な地位にある日本人達の売国行為を罠に落ちた一般国民は無知。最も危険な小泉純一郎等々といった人物を喝采し、米英等の○○に迎合している現状詳細分析の要がある。


当面の仕事‐この陥穽より離脱方法。現状説明と後輩・子孫獲得&修練方法。○○に誑かされた人達説得方法。国内外の見込み無き人物弾劾方法。○○達にも弱点有‐翻意&新国際的同志獲得方法。以上の諸方法の探求とその実践計画の構築&実行。


以上当面の仕事に関して、兵学校76期の諸賢を始め先輩後輩有縁の同志の提言、あるいはご批判を期待する。】


実は、【「9・11テロ」の真相解明を期待する2008/01/22】の板に対して、私が5年前の8月5日、兵学校76期の関東甲信越勉強会で1時間半程の講演をした際、事前に、幹事に送った講演要旨とレジュメの大体原文にちかいものが(170行程)、全文削除されました。
そこで、ここでは、以下【 】内に10行ほどの、削除された、最終の文章<4箇所○○に置換>のみをピックアップ致します。


此れが、実際に行われ、実践出来れば、日本人が、丁度、日露戦争で勝利した時に、多くのアジアの虐げられた国から、尊敬を受けた時と同様に見られる可能性があると存じます。如何で御座いましょうか?


いま、BS‐1で「世界から見た日ニッポン・明治編」が放映中ですね。録画中です。では、今後もお元気に、ご活躍下さい。
[返信する]
[32675] 素人だけでは難しい。でも・・・。
名前:内田良穂
日時:2008/02/09 12:34
私も現行憲法の9条を守りたいと思っている一人ですが、具体的に何をしたら良いかわかりません。「9条の会」にも入会していますが、「活動」のようなことはやっていません。ただ、今感じていることは「戦争の悲惨さ」や「命の尊さ」や「平和の有難さ」を訴えるだけの精神論では、「戦争をしたいと思っている勢力」に対抗できないし、現在の日本では力強い運動にはならないのではないか、ということです。
国際政治や権力闘争というのは、私のような素人が想像しているような華やかなものでもなんでもなく、縄張り争いをしている暴力団の交渉のようなものではないでしょうか?その大元締めがアメリカの支配層と、それにくっついている日本の多くの政治家やマスコミというわけです。こんな人たちに「命の尊さ」などを訴えかけたところで、「不戦の誓い」を実現することは難しいと思います。“テロリスト”についても全く別の意味で同様です。本記事のアレン・ネルソン氏は特別な事例だと思います。オバマが大統領になればアメリカも変わると思いますが・・・。
 日本を「戦争をしない国」にするためには「技術」と「知識」が必要だと思います。そのためにはどうしても専門家の力を借りなければなりませんし、使わなくてはなりません。金も必要でしょう。私のような素人にできることは、こういう専門家ができるだけ安全に活動できるような土壌を形成していくことだと思っています。それが、具体的に何をすることなのかはわかりませんが・・・。掲示板にこんな文章を書くくらいしかできない自分を情けなく思っています。

でも「小さな思い」がたくさん集まれば世界を動かすこともできますよね、きっと。
[返信する]
[32672] 別に、戦争体験はいらない
名前:小倉文三
日時:2008/02/09 11:00
 私は、中学生に国語を教えていますが、どの学年の教科書にも「反戦」をテーマにした作品が必ず1つは入っています。野坂昭如の作品などは、戦争の本質を突いていて、私は好きなのですが、最近はどうやら遠ざけられている気配です。代わりに、毒にも薬にもならないような「戦争文学」が場所をふさいでいます。


 渡辺さんのこの妥協のない「作品」が、学校教科書に載ればいいな、と思います。学校教科書に載れば、影響は非常に大きいのです。特に、赤ん坊が主人公の手の中に落ちる場面などは、象徴的で、小説を読んでいるようでした。彼が、ながく、人にそれを語れなかったのは、あまりにできすぎていると思ったからではないでしょうか。ともあれ、これほど戦争加害者の真実を語っている証言は少ないと思います。

 
 戦争被害者の真実を語っている証言に、『ヒロシマナガサキ』(スティーヴン・オカザキ監督)というドキュメント映画があります。私が、その映画の感想を中3の教室で5分ほど語ったとき、一人の不良少女の目に光るものがありました。


 戦争の真実は、想像力を働かせれば、誰にでもわかることだと思います。逆に、戦争を体験したからわかっている、というものでもないと思います。野坂昭如もスティーヴン・オカザキも戦争体験らしきものはないに等しいのですから。まして、現在中3の少女に戦争体験などないのですから。


 戦争の真実とは、何か。それは、「戦争が多くの人の人生を不幸なものにする」ということかと思います。私は、私の生徒にそのように教えています。
[返信する]
[32670] ご意見をお待ちしています。
名前:渡辺容子
日時:2008/02/08 21:20
下のコメントは論点がずれており、うまく書けなかったので、もう一度書き込みます。


この国がすごいスピードで戦争のできる国へと向かっている今(すでにイラク戦争に加担しているわけですが)、多くの人がそれを止めたいと切望しています。それが「9条を守ろう」という「運動」となっていますが、その中身について、あまり話し合われていないような気がします。多くの人は「戦争だけは絶対にやってはいけない」と思っていると思いますが、このことに無関心な人もおり、北朝鮮が攻めてくると信じている人もまた多い状況です。そんな状況にあって、戦争をやらない国になるためには何をどうしたらいいのでしょうか? 9条がある今でもイラク戦争をやっています。つまり「9条を守ろう」では追いつかず、もっとさかのぼって直す必要があるということです。


踏み込んだことを書くと、自衛隊は違憲だとし、軍隊を持たないという考えは理想ではありますが、今現在の日本では多くの人に支持はされないのではないでしょうか? 「理想」を掲げ、求め続けることも大事ですが、実際に国民投票が行われ、負けてしまったら取り返しがつきません。それならば、たとえば、故後藤田正晴氏がおっしゃったように、自衛隊は認め、絶対に海外に出さないと憲法に明記するという選択肢もあると思います。この考えに対しては、国連軍へも参加しないのはどうかなどの意見もあるかもしれません・・・。


私たち一人ひとりは具体的に何を求め、それを実現するためには憲法にはどんな条文がふさわしいのでしょうか? 仲間内で慰め合ったり、嘆き合うのではなく、戦争をやらない国になるために本当の話し合いをしませんか? 
[返信する]
[32661] シンプルに話し合ってみませんか?
名前:渡辺容子
日時:2008/02/07 23:51
山口さん、いつもながら冷静で広い視野からのコメントをありがとうございます。おっしゃること、とてもよくわかります。一番大事なことなのに、仲間うちでなぜか忘れ去られており、私の中でも「もやもやしていたこと」を的確に表現してくださっていると思います。


「護憲派」のみなさまに言いたいのですが、仲間内でもともとわかっていることを言って慰め合い、他の人がわからないと嘆いていても何の意味もないと思うのです。


「護憲派」はいつまでたっても人数が増えない(広がらない)ことを問題にしています。(特に若者に対してですよね。つまり若者にはもっと身近で切実な別の問題があるのです。彼らは表現が下手なので伝わりにくいかもしれませんが・・・。そして私を含め中高年が主となっている「護憲」運動は若者に対して古臭い対応しかできず、今の時代に即した柔軟な姿勢を持てずにいると思います。若者の切実な問題を理解せずに「護憲」を押し付けているとも思います)。


「護憲」運動(や、すべての「運動」)が広がらないのには理由があると思うのです。ここで山口さんがおっしゃっているように、同じ戦争を体験してもそれを賛美する人もいるのですから。「右左」をはっきりさせるのではなく、同じ人間として全然別のことを感じているのですから、シンプルに話し合うことを始めてみませんか?
[返信する]