最終更新: 2009/03/27 13:27

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北朝鮮「ミサイル」発射 緊張を強める韓国側の最前線の島を取材しました。

北朝鮮がミサイル発射の準備を進める中、南北関係も緊張を強めています。
中でも韓国側の最前線の島、朝鮮半島西側にある延坪島(ヨンピョンド)は、海上の軍事境界線から1.4km、北朝鮮本土からは12kmしか離れておらず、北朝鮮が韓国に進攻した場合、真っ先に攻撃を受けるとみられています。
現地を緊急取材しました。

北朝鮮のすぐそばに浮かぶ延坪島では、大砲の音が聞こえるだけでなく、北朝鮮国内の様子を肉眼で見ることもできる。
島の住民は「(北朝鮮の大砲の音が聞こえますか?)聞こえる。近ごろは、ものすごく近く聞こえる」と語った。
周辺の海域では、この10年間で2回、南北の艦艇が銃撃戦を行うなど、緊張状態が続いていて、島では、韓国軍が常に厳重な警戒態勢を敷いている。
島の海岸線には、北朝鮮の軍の上陸を阻止するための柵が、いたるところに張りめぐらされている。
このほか、海岸線近くには、地雷が設置されている地帯もある。
島の人口はおよそ1,200人。
主に漁業で生計を立てる住民たちは、現在の状況について、「不安はもちろんある。しかし、心配していたら操業できない。戦争が起きても、何が起きても、わたしたちは魚を釣るだけだ」と語った。
住民は、以前から北朝鮮の攻撃を想定した訓練を受けていたが、最近では、これまでの自宅待機ではなく、実際にシェルターに避難する訓練を受けた。
島の住民は「きょうの訓練はいつもと違って、みんながシェルターに入った。非常事態が長引いているから、住民は動揺している」と語った。
北朝鮮が強硬姿勢を強める中、住民たちは日に日に不安を募らせている。

(03/27 13:24)


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