ボクシングの東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦は3日、福岡市の博多スターレーンで行われ、同級3位の和田峯幸生(筑豊)が同級1位のスリヤー・クローンパジョン(タイ)を2−1の判定で下し、新王者となった。
和田峯は左ジャブを軸に果敢に攻めた。相手のカウンターに苦しんだが、終盤まで前へ出続け、接戦を制した。
和田峯は積極的に攻め、小差の判定をものにした。「練習した通り。絶対に、しがみついてでも、ぶら下がってでも(ベルトを)取る気持ちだった」と胸を張った。
相手のカウンターを何度も食らいながらも、ひるまなかった。井上会長によると、この試合に向けて約2000キロを走り込んだという。和田峯は「毎朝、夕方、会長に付き添ってもらって、40キロ走った。その成果」と感謝の言葉を並べた。