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ニューライト全国連合、ネット左翼の本拠地「アゴラ」に挑む

 「“アゴラ”に常識を広めようと思っています」(ニューライト全国連合)

 ポータルサイト「ダウム」の討論掲示板アゴラには24日、ニューライト全国連合の名義で、「ニューライト全国連合がアゴラの皆さんと対話を始めます」という文が掲載された。代表的な右派の市民団体が、キャンドルデモ以来、左派のホームグラウンド(本拠地)と化しているアゴラに「常識の流布・伝達」を宣言したのだ。

 内容も挑発的だった。「アゴラを中心に、さまざまな怪しいうわさが作られ、社会的な問題になるなど、深刻な弊害が生じています。米国産牛肉を食べれば今すぐ死ぬようなことを言うのは、正常ではありません。そこで、アゴラで話し合われる話題に積極的に参加し、常識を作って行く“国民ポータル運動”を開始します」。

 アゴラ掲示板はヒートアップした。一日でアクセスが6万件以上、書き込みが6100件になった。「親日派の張本人たち」「よし、望むところだ」という非難の書き込みが主だったが、一部には「堂々と文章で勝負できるよう祈る」といったものもあった。

 そして、25日にも「ニューライト全国連合がアゴラにささげる文」で、再び見解を表明した。「しばらくの間、我々に関する弁明はしません。冗漫な回答よりも、さまざまな事案について討論するうちに、真実が感じられるようになると思います」。

 ニューライト全国連合の広報を担当するピョン・チョルファン氏は「文を掲載して以来、電話が100本ほどあった。抗議してきた方々も“わたしたちの不満を大統領に伝えてほしい”と最後には静に電話を切ったケースが多かった。プロの活動家でない一般のネットユーザーとは十分、意思の疎通が図れると自信を持った」と語った。

 実は、右派がアゴラ進出を試みたのは、これが初めてではない。ハンナラ党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員は国民疎通委員会を作り、今年初めから本格的に書き込みをしている。鄭議員が1月8日に掲載した「我々はなぜ意思疎通ができないのか」には、約12万件のアクセスがあった。

趙義俊(チョ・ウィジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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