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金寅植(キム・インシク)韓国野球代表チーム監督が「決勝戦の主審の実力が最も良くなかった」とし「ここまで来たら優勝しようと決心したが、結局イチローにヒットを打たれて敗れた。悔しくて昨日は一眠もできなかった」と話した。
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝進出と準優勝という歴代最高の成績を収めたが、日本に敗れて優勝カップを逃したことを惜しんだ。
金寅植監督は25日夜、仁川(インチョン)空港で行われた帰国記者会見で「朴賛浩(パク・チャンホ)、李承燁(イ・スンヨプ)が抜けて、いろいろ心配があった」とし「2月15日、ハワイ合宿の最初のミーティングで選手たちに『みんなは子供の頃から野球が好きだったはず。国家代表という太極マークを付けてここに集まったのだから、大韓民国では最も成功したケースだ。大会でも頑張り、上手くやって、楽しもう』と話した」と明らかにした。
またアジアラウンドで日本にコールド負けをした後のミーティングでは、「0-1で負けても0-10で負けても同じこと。中国に勝ってまた日本とやろう」と話していたことを説明した。
金監督は「決勝戦で奉重根(ボン・ジュングン)が読まれたという指摘もあったが、その時は奉重根が調子があまり良くなかった。今になってこういう話をすれば言い訳のようだが、実際に審判の判定も良くなかった。低い球がストライクと判定されたりし、いろいろ不利な点があった。大会中に出てきたメジャーリーグの審判のうち最も実力が落ちる審判が出てきたようだ」と話した。
金監督は韓国選手らに対する称賛も惜しまなかった。金監督は「実力が(メジャー選手に比べて)良いとは言えないが、短期戦の勝負で韓国選手の天性の選球眼が引き立って見えた。相手に食い下がる根性とどのようにゲームに臨むべきかという姿勢は、韓国の選手たちが最も優れていた」とし「これからメジャや日本に進出する韓国選手も増えるだろう」と語った。