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DV:認知、過去最多 前年比2割増--警察庁まとめ

 08年に全国の警察に寄せられたドメスティック・バイオレンス(DV)の相談や被害届は2万5210件(前年比20・1%増)に上り、01年の「配偶者からの暴力防止・被害者保護法」(DV防止法)施行後、最多だったことが警察庁のまとめで分かった。08年1月の同法改正で、保護対象が暴力だけでなく脅迫にまで拡大され、警察庁は「被害者が早めに相談するようになったからではないか」と分析している。

 DV防止法に基づき裁判所が接近禁止などの保護命令を出したのは2534件(前年比13・2%増)。命令に従わず逮捕、書類送検したのは76件(同10・6%減)だった。殺人や暴行などに発展し、同法以外の容疑で検挙したのは1650件(同4・4%増)。殺人・殺人未遂は前年と同じ77件▽傷害871件(同1・8%増)▽暴行504件(同9・8%増)などが目立つ。

 被害者は女性が98・4%。年代別では30代が9133人と全体の36%を占めた。

 一方、08年のストーカー行為の認知件数は1万4657件(同8・9%増)で、00年のストーカー規制法施行後、2番目に多かった。【長野宏美】

毎日新聞 2009年3月12日 東京夕刊

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