緊急措置の代わりに「祈って」事故招いたパイロットに有罪判決

2009年 03月 25日 12:06 JST
 
記事を印刷する |

 [パレルモ 24日 ロイター] イタリアの裁判所は23日、緊急措置をとる代わりに祈りを捧げて、操縦する飛行機の墜落を招いたチュニジア人パイロットに対し、禁固10年の有罪判決を言い渡した。

 同事故は2005年、チュニスエアーの子会社チュニインター機がイタリアのシチリア島沖で墜落したもので、16人が死亡した。

 検察当局は、事故の原因は燃料計の不具合だけでなく、パニックに陥ったパイロットが非常時の措置として付近の空港に緊急着陸する努力をする代わりに、大声で祈りを捧げたことに責任があると主張していた。

 
 

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ
写真

米政府が発表した不良資産買い取り計画は、病んだ米金融システムの「特効薬」と言えるのか。