「残念だが実力を世界に見せた」 決勝敗退の韓国、日本批判なし【ソウル24日共同】「北京五輪の金メダルに続き、韓国の実力を世界に見せつけた」。第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で日本に負けた韓国では、試合が終わった瞬間、テレビ観戦の市民らから残念そうなため息が漏れたものの、すぐに「偉大な挑戦だった」と韓国の選手らに拍手と称賛を送った。 1次ラウンドの日本との初戦でコールド負けを喫した際には「恥辱の大敗」と騒いだ韓国メディアも冷静な報道ぶりで、日本への批判的な論調も出ていない。 ソウル市内の球場には約1万5000人が集まり、大型スクリーンの映像を見ながら応援。韓国メディアによると、男性会社員(37)は「国民に大きな感動を与えた。次回は優勝も期待できる」と満足そうだった。 大統領府によると、李明博大統領も閣議後、大統領府で昼食を取りながらテレビで応援。閣議では閣僚たちに「(韓国代表のように)力を尽くしてくれれば(国政運営で)より良い結果を出せる」と述べた。 韓国民の間に日本への激しいライバル心はあるが、今回の試合を決める2点適時打を放ったイチローについて「日本の選手ながら、よくやった」(KBSテレビ)と称賛の声も出た。 聯合ニュースによると、視聴率はキー局3局の合計で32・2%となり、今大会最高。全国の刑務所の受刑者もテレビで応援した。 【共同通信】
|
関連記事を取得中...
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)