Print this Post Article Lists Back

WBC:韓日戦で組織委はホクホク顔

韓国全9試合中、日本と5回目

 1大会で韓国と日本が5度目の対決…。第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、これが現実になった。今大会の第1ラウンド・第2ラウンドで2勝2敗と星を分けた両国は24日午前10時30分(韓国時間)、米ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで優勝をめぐり最終決戦を行う。

 両国はアジア予選の第1ラウンドで2度、本予選である第2ラウンドで2度、つまり、すでに4度対戦した。通常の国際大会なら、同じ相手と2度以上対戦するケースは珍しいが、WBCでは特に韓国と日本の「激しい対決」が繰り返されている。WBC組織委員会は今大会で規定を変更し、第1ラウンドから敗者復活戦と順位決定戦という新方式を導入、同じ組から第1ラウンドを通過したチームが、第2ラウンドでも同組になるようにした。ライバル同士が頻繁にぶつかり合うようにし、より多くの観客動員・入場料収入を狙おうという計算だ。このため「WBCではなく、まるでABC(アジア・ベースボール・クラシック)のようだ」という声が聞かれるほどだった。

 このように、史上まれに見る5回目の対戦で、最も喜んでいるのはWBC組織委だ。韓日戦は2006年の第1回WBC当時から興行的に確実なカードだった。当時、第1・第2ラウンドで計3回行われた韓日戦の平均座席占有率は約95%と高く、平均観衆は4万人を超えた。ほかの国との対戦とは比べものにならないほどの活況だ。3年ぶりに開催された今回のWBCも同じだ。第1ラウンドの韓日戦2試合(東京ドーム)の平均観客数は4万4260人。WBC組織委によると、今大会の準決勝までで計38試合行われ、合計観客動員数は74万6562人、1試合平均1万9646人だったという。韓日戦がどれだけ観客動員力に優れているか、一目瞭然(りょうぜん)だ。ロサンゼルスが韓国人も日本人も多い街であることを考えると、24日の決勝戦には少なくとも4万5000人が入るとみられている。韓日両国のおかげで、WBCは観客集めにも関心集めにも成功しているのだ。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

【ニュース特集】第2回ワールド・ベースボール・クラシック

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関連記事 記事リスト

このページのトップに戻る