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WBC:韓国代表に激励の声相次ぐ

 24日(韓国時間)に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で準優勝を果たした韓国代表に対し、国民からは負けてもなお声援と感謝の声が相次いだ。多くの野球ファンは、ソウルの蚕室球場などでのパブリック・ビューイングをはじめ、テレビの前で選手たちに熱い声援を送った。

 延長の末に惜しくも敗れたが、ファンからは「残念だがよく戦った。最善を尽くした姿が誇らしい」と韓国代表を激励する声が相次いだ。

 今大会で5回目となった韓日対決で、韓国代表は日本の先発岩隈(楽天)の力投に苦戦した。9回裏に劇的な同点劇で延長に持ち込んだが、10回表に日本が生んだ「野球の天才」イチローが長い勝負にピリオドを打った。

 試合を見守ったファンは、本紙のウェブサイト「チョソン・ドットコム」、ポータルサイト大手のネイバー、野球専門サイトのMLBパークなどに感想を寄せ、「日本に破れ優勝こそ逃したが、初の準優勝のために汗を流した選手たちが誇らしい」といった書き込みが見られた。

 各サイトには「負けても代表チームに何か言う人などいない。今までの成績だけでも本当によくやった」と韓国チームの労をねぎらう書き込みのほか、「岩隈の球がとても良かった。ピンチも多かったが、奇跡的に失点を最小限に抑えた。精神力だけでなく実力も日進月歩している。今後も韓国プロ野球の発展に期待したい」と韓国代表の実力に手ごたえを感じる意見もあった。

 最後まで手に汗握る展開となった試合内容については、「名勝負だった」「両チームとも全力を出し合って涙が出る」など、野球の面白さを満喫したという意見が目立った。あるファンは「野球は9回裏からだという言葉を実感した」と書き、別のファンは「百年に一度あるかどうかの名勝負だった。その主人公が韓国だったことが誇らしい」と感想を残した。

 日本チームの試合マナーを指摘したファンもいた。併殺を避けるために韓国の二塁手、高永民(コ・ヨンミン)を手でつかみ守備を妨害したシーン、二塁の守備に就いていた日本選手が走者李容圭(イ・ヨンギュ)にタッチした際、両者が衝突して李容圭のヘルメットが割れたシーンを指したものだ。あるファンは「二塁に走塁した中島が高永民の太ももをつかめば、走ってきた勢いで高永民が負傷する可能性があった。試合内容は良かったが、汚点として残った」と書いた。

イ・ヨンミン記者

【ニュース特集】第2回ワールド・ベースボール・クラシック

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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