(CNN) 国連は23日に報告書を発表し、昨年末から22日間続いたイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ進攻で、イスラエル兵らが常に意図的に子どもを危険にさらしていたと厳しく非難した。
43ページの報告書によると、作業グループは進攻について「枚挙にいとまがないほど多数の」報告をまとめ、裏づけを実施した。一例を挙げると、ガザ地区南西の町で今年1月15日、イスラエル兵の一団が11歳男児にパレスチナの小包を開けるよう指示した。万が一内容物が爆弾だった場合、一団が負傷を回避するための対策だったとみられる。
イスラエル兵の一団は続いて、町中でこの男児に自分たちの前を歩かせ、一団が攻撃を受けている最中も先頭位置に留まらせた。男児はその後解放された。
報告書は、人間の盾を使って民間人を危険な目に遭わせたとしてイスラム原理主義組織ハマスも批判しているが、イスラエル軍批判の方が圧倒的に多い。イスラエル首相府の報道官は、国連人権理事会(UNHRC)の「一方的で不公平」な姿勢の新たな一例だとコメントした。