小沢一郎・鳩山由紀夫・菅直人それぞれの言い訳
小沢一郎・民主党代表は企業献金の禁止を口にした。
まさかこの人物からこのような話を聞けるとは思いもよりませんでした。これほど本音とタテマエの違った記者経験はなかったのではないか。
余りの自らに突きつけられた悪評に、もうこうするしかなかったのでしょう。
その言葉を聞いた自民党の町村信孝氏は「盗人猛々しい」と批判し、中馬弘毅氏は「あの人にだけは言われたくない」と痛烈に批判した。
確かに小沢代表の言葉を白々しいと感じた人は多かった筈です。
しかし、政治家とは平気で二枚舌を有する人種であるようです。
散々大手ゼネコンから巨額な資金をかき集めていた御仁が、まさかここで企業・団体献金の禁止を言い出すとは、これは国民を煙にでも巻こうとする陰謀ではあるまいな(笑)。
もっとも国民の側とて、今や誰一人として煙に巻かれる者など居る訳もない。もう、国民は騙されはしないのです。
人間煙が目に沁みると涙が出ますが、この政治家の煙に涙を流す人はいません。しかし、国民の目には今涙が滲んでいます。それは余りにも明白過ぎる詭弁・虚言の類を、大のオトナが白々しく口にする、その厚顔さと口の臭さに僻して涙するのです。
民主党・菅直人代表代行は23日、東京・音羽の鳩山会館で開かれた党所属議員の妻らの集い『伴侶(はんりょ)の会』であいさつし、「来年の伴侶の会は、(党代表の)小沢一郎首相の下で、 ぜひ新しい官邸で行なうことを期待します」と述べ、小沢首相の実現に改めて意欲を示した。
民主党の鳩山幹事長「何らかの政治的な意図が働いていた」「今回、天から与えられた試練を乗り越えれば国民も認めてくれる」と鹿児島県で小沢代表を中心にまとまって行くことを訴えた。
この民主党のお二人は本気でこのように考えているのでしょうか。
これだって二枚舌なのではないか、国民はそう疑っています。民主党の他の幹部連中にしても同然ですが、政治家という人種はもう信じられません。
小沢一郎代表の児戯に類する言い訳を敢えて口にせざるを得ない状況を招致しながら「因果な商売だな」と同情しつつ、そのような言葉を吐くのならそれも理解できなくはない。
しかし、そのような同情心からではないことは確実です。
民主党の菅にしても、鳩山にしても、小沢を追い詰めないのは、自分達が一蓮托生になって辞めざる得なくなるのを恐れてのことでしかない。
「党内の団結を図り云々…」は、本音とはかけ離れた建前に過ぎないことは誰でも知っています。
永田町の言語とはまさしく表が裏で、裏が表の世界なのです。結果として民主党は小沢一郎と共に奈落の底に落ちて行くことになるのでしょうか。
〜新風連ブログ〜
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