岩手

　県立病院・地域診療センターの病床休止（無床化）問題で、県議会環境福祉委員会は２３日、対象施設と基幹病院を結ぶマイクロバス５台分の購入費などを計上した今年度の県立病院等事業会計補正予算案などを賛成少数で否決した。県医療局は、代わりにジャンボタクシーで患者らの足を確保するので、無床化の４月実施には影響がないとしている。

　同補正予算案を巡っては、無床化を前提にした来年度の一般会計予算案を質疑する前に、マイクロバスの購入費などが計上されていることに野党会派が反発し否決。達増拓也知事が議場で土下座、再議を求める事態になった末、購入費などは別の補正予算案に組み直し、改めて審査することになっていた。【山口圭一】