民主党の藤井裕久最高顧問が22日、盛岡市玉山区内で講演した。西松建設の違法献金事件に絡んで小沢一郎・同党代表の公設秘書が東京地検特捜部に逮捕された事件について、「検察の動きというのは非常に偏っていると思います」と捜査を批判。小沢代表の進退に関しては「小沢さんご自身でお決めになる話ですから、何もありません」と言及を避けた。
講演には約500人が出席。県内でも支給が始まった定額給付金では「自民党の親しい方がテレビで『経済効果はない』と言った。これはひどい話」と指摘。「自分の政党でうまく生きられないので(公明党と)連立を組み、それを守るために税金2兆円を使っている」と話した。【狩野智彦】
毎日新聞 2009年3月23日 地方版