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【政治】

3氏の違い鮮明に 名古屋市長選の候補予定者が討論

2009年3月23日 朝刊

がっちり握手を交わす(左から)河村たかし氏、太田義郎氏、細川昌彦氏=22日、名古屋市内のホテルで(並び順はくじ引きによる、金田好弘撮影)

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 4月26日投開票の名古屋市長選に立候補を表明している細川昌彦・元中京大教授(54)、河村たかし衆院議員(60)、太田義郎・愛知県商工団体連合会長(65)の3氏は22日、名古屋市内のホテルで中日新聞社が開いた立候補予定者討論会に出席し、現市政に対する評価や景気雇用対策、行財政改革などを論じ合った。

 3時間近くに及んだ議論では、互いに激しく反論し合う場面もあり、3氏の考えの違いが鮮明になった。

 自民・公明両党が支援する細川氏は「定額給付金にプレミアム商品券を上乗せするなど緊急経済対策を実施し、環境対策で景気浮揚を図る名古屋版グリーンニューディール政策も進める。10年先を見据えた政策にも取り組みたい」と話した。

 民主党推薦予定の河村氏は「今は税金を払う方が苦しんで、もらう方が楽をしている。それを覆すため、日本初の市民税の減税を実施したい。役所の無駄遣いをなくし経済刺激策にもなる。住民が自分で決める地域委員会もつくる」と訴えた。

 共産党などが推薦する太田氏は「名古屋城本丸御殿復元などの4大プロジェクトを凍結すれば、1000億円の財源ができる。これを福祉や医療、教育に投入し、雇用も生み出す。子どもやお年寄り、青年が希望を持てる名古屋に」などと述べた。

 

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