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【民主党解剖】第二部(1)小沢ショック 不満蓄積も不気味な静寂 動けぬ反小沢 (3/4ページ)

2009.3.22 21:23
このニュースのトピックス国会
 民主党本部で会見をひらく小沢一郎代表=17日午後5時8分、東京・永田町の党本部(中鉢久美子撮影) 民主党本部で会見をひらく小沢一郎代表=17日午後5時8分、東京・永田町の党本部(中鉢久美子撮影)

 幹部の一人は「小沢は、『選挙の小沢』として求心力を高めてきた。こんなときでも選挙の陣頭指揮をとる姿勢をアピールしておくことは、代表続投への布石になる」と指摘する。

 次期衆院選に勝利し、政権交代を実現させ、自民党をたたきつぶす−。その一念できた小沢は、ここまできて、国民に背中を見せるわけにはいかない。幹事長や選挙対策本部長への横滑りも、周辺は「あり得ない」と断言する。

 小沢の自信の源は何か。事件が秘書の政治資金規正法違反(虚偽記載など)にとどまる公算が大きいことに加え、西松建設事件では、自民党議員の疑惑も指摘されている。小沢に対する東京地検の参考人聴取も当面見送られる方向で、秘書についても「裁判で争って正義を主張」(側近議員)すれば潔白を証明できる、との読みがある。

  ■若手から批判

 ポスト小沢の待望論が根強い副代表、岡田克也は8〜13日まで経済視察のため、インドネシアなど東南アジアを歴訪した。同行したのは反小沢の代表格といわれる副代表、前原誠司と若手議員ら。理詰めで融通がきかないと評される岡田が、党内の混乱から逃げるように外遊したことに「自分の置かれた状況が理解できていない」(若手)との批判が強かった。

 だが、岡田も当然のことながら「ポスト小沢」を視野に入れており、同行議員の一人は「岡田は自分に注目が集まることを意識している」と話す。

 実際、岡田は外遊中の記者懇談で話した言葉が、一部で「小沢続投支持」と受け止められ報じられたことに怒りを隠さず、記者に自ら電話をかけ訂正させている。また、外遊先からひそかに広報委員長、野田佳彦を中心とする小沢と距離を置くグループの議員と連絡を取り、党内情勢の分析をしていた。

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 民主党本部で会見をひらく小沢一郎代表=17日午後5時8分、東京・永田町の党本部(中鉢久美子撮影)

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