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◆報知新聞社後援 プロボクシング ダイナミックグローブ(21日、後楽園ホール) 日本ミニマム級王座決定戦が行われ、同級3位の金光佑治(24)=六島=が同級1位の辻昌建(30)=帝拳=を最終回KOで撃破。プロ初のタイトルを手にした。初回から辻の的確なパンチを浴びてペースを握られ、ポイントリードを許したが、最終回にチャンスをつかむと、一気の猛ラッシュで試合を決めた。戦績は12勝7KO2敗。
気持ちだけで前に出た。「判定なら負けや、と思ってました」と奇跡の逆転をかけて金光が前へ前へと突き進む。1分過ぎ、グラついた辻を一気に攻め立て逆転KO。「気持ちだけは負けないようにと思ってた」とリング上で喜びを爆発させた。
この試合にかけていた。昨年10月に世界挑戦経験のあるライトフライ級の世界ランカー・国重隆(大阪帝拳)に敗戦。ミニマム級への転向を決断した。減量がきつくなるため約4か月間の節制生活。「王者になるんだって強い気持ちだけでした」とリング上でタイトルへの強い執念を見せつけた。
高校1年に六島ジムに入門。試合後は当時から見守ってくれていた枝川会長、藤原トレーナーに「ありがとうございました。期待に応えられてよかった」と涙ながらに感謝した。まだ24歳。課題の技術を磨き、世界へと飛び出す下地を作る。
(2009年3月22日06時01分 スポーツ報知)