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【政治】

鳩山邸観桜会が中止 経済危機、献金事件受け

2009年3月20日 15時43分

 民主党の鳩山由紀夫幹事長が党所属国会議員を招き東京・音羽の鳩山会館で毎年開いてきた恒例の「桜を観る会」が、金融・経済危機や西松建設の巨額献金事件に配慮し今年は見送られることが20日までに決まった。

 鳩山会館は、鳩山氏の祖父である故鳩山一郎元首相の私邸で、1955年の保守合同に向けた密会にも使われた。政権交代に向け気炎を上げる格好の舞台になると開催を期待する声もあったが、「世論の反発を生むリスクはなるべく避けたい」(鳩山氏周辺)との慎重論が押し切った形だ。

 関係者によると、当初は今月23日に開く予定だったが、深刻な経済状況がなお回復せず「民主党だけ浮かれているように見られては不本意」と消極意見が台頭。そこに小沢一郎代表の公設第1秘書の献金事件での逮捕が重なって「こんな時にやっている場合かと言われかねない」(同)と中止が固まった。

 代わりに鳩山氏の幸夫人が呼び掛け人となって、民主党議員の配偶者ら“支える側”が次期衆院選に向け一致結束を図る会を催す。

(共同)
 

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