12日、中国外交部の馬朝旭報道官は、米下院が11日にチベット弾圧の停止などを中国政府に求める決議案を採択したことについて、「粗暴な内政干渉」と強く反発する談話を発表した。写真は先月20日、チベット暦の正月を前にジョカン(大昭)寺に集まった巡礼者たち。

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米下院のチベット問題決議に激しく抗議、「粗暴な内政干渉」―中国外交部
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2009年3月12日、中国外交部の馬朝旭(マー・チャオシュー)報道官は、米下院が11日にチベット弾圧の停止などを中国政府に求める決議案を採択したことについて、「粗暴な内政干渉」と強く反発する談話を発表した。英BBC放送の中国語版が伝えた。

同決議案は中国にチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世との対話再開を促し、チベット問題の永続的な解決を図るよう呼び掛けたもの。これと同時に多くの亡命チベット人を受け入れたインド政府を称賛した。ダライ・ラマ14世を長年支持し続けてきたナンシー・ペロシ議長らが提出し、422対1の賛成多数で可決された。

これに対し馬報道官は、「事実を顧みず理由なく中国の民族・宗教政策を非難し、ダライが長年携わってきた反政府運動を極力美化しようとするもの。国際関係の基本準則に著しく違反している」と激しく抗議。その上で、「過ちの撤回」と「チベット問題を利用した内政干渉の停止」を要求した。

米中両国は先月、米国の台湾への武器売却で中断していた軍事交流が再開したばかりだが、南シナ海で8日に起きた中国艦艇による米海軍調査船への嫌がらせ行為で、再び緊張状態に陥っている。(翻訳・編集/NN)
2009-03-13 12:29:19 配信

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