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松井秀喜 2008年6月の記事

松井秀 57打席連続無三振!打率も首位

<ヤンキース・ブルージェイズ>2回、松井秀は中前打を放つ
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 【ヤンキース5−1ブルージェイズ】ヤンキース松井秀喜外野手(33)が4日(日本時間5日)本拠地ブルージェイズ戦で、2試合連続マルチとなる3打数2安打1打点。打率を5厘伸ばして・337とし、2位に7厘差でリーグ首位をがっちり守った。この試合で57打席連続無三振となり、自己記録を更新するとともに、現在継続中のメジャー全打者最長をマーク。三振しないゴジラを抑えるのは容易ではない。

 当たり損ねでも、シンでとらえてもとにかく安打になる。松井の2安打は、現在の高打率を象徴するような内容だった。

 2回先頭の1打席目は“読み”が外れた。今季7勝の右腕リッチからフルカウントまで粘った後の8球目。内角カットボールが、シンではなく先に当たった。「カッターが自分が思っていたほど曲がってこなかった」。それでもフワリと上がった打球は中堅手前に落ちた。7回1死二塁では交代したばかりの左腕ダウンズから二遊間を破るダメ押し打。「外よりの真っすぐ。バッティングとしては悪くない」とこちらは手応え十分だった。

 前日は苦手だったハラデーから2安打。この日は過去の対戦打率・500のリッチに・429のダウンズと得意な相手を打った。「相手との相性は考えない。投手によって、ある程度狙い球を絞って打席に入るだけ」。この試合で対右投手打率は・341、また本拠地打率は・396とリーグ1位タイに躍り出た。

 数字が変化を証明している。松井が1日だけ3割を切った5月21日オリオールズ戦の最終打席を最後に、57打席連続で三振なし。05年6〜7月にかけて記録した自己最長を更新するとともに、現在継続中のメジャー全打者でも最長だ。ロング打撃コーチは「中軸を任せた頃から本来の長打より安定感を維持するよう心がけている」と“変身”の理由を分析する。

 「外角へうまく対応できる確率は多少高くなっている。それが進歩といえば、進歩なのかもしれない」とチームを最下位から1日で脱出に導いた松井。34歳の誕生日を前に、今も進化は止まらない。

[ 2008年06月06日 23:01]

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