ワシントン(CNN) 国際通貨基金(IMF)は19日、世界経済見通しを発表し、今年の成長率を前年比0.5─1.0%減と予測した。過去60年で初めてのマイナス成長ともなる。
世界的な景気低迷が原因。今年1月時点では、0.5%増としていた。昨年の成長率は3.2%増だった。主要先進国では、ユーロ圏が3.2%減、米国2.6%減、日本5.8%減となっている。
一方、昨年は6.1%増を記録した発展途上国などは2.5%前後の増加を予測している。IMFは、先進国の成長率低下を防ぐためには金融市場を安定化させる協調政策や内需拡大策の発動に大きくかかっているが、世界的な景気回復は来年まで望めないとも指摘した。