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与謝野財務・金融・経財相:「囲碁で負け、小沢さんに頭上がらぬ」

 ◇小沢氏「与謝野さんは一生懸命務めてる」 憶測呼ぶ両者の発言

 「囲碁の公開対局で負けて以降、頭が上がらなくなったという悲しい立場にある」。与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は20日の閣議後の記者会見で、民主党の小沢一郎代表について質問を受けた際、笑みを浮かべながら語った。小沢氏は18日に与謝野氏を「大臣として一生懸命職務を務めている」と持ち上げており、麻生政権の求心力が急激に低下する中で両氏の発言は憶測を呼びそうだ。

 与謝野氏と小沢氏は囲碁仲間。福田康夫首相(当時)、小沢氏らの間で、大連立構想が浮上した07年10月には囲碁の公開対局で与謝野氏が敗北した。与謝野氏も大連立構想に理解を示していた。

 民主党の菅直人代表代行も19日の予算委員会で「考え方はかなり違うが、能力的には評価している」と与謝野氏への配慮を見せる一方、麻生太郎首相に対しては「首相の資格がない」と酷評した。

 また、与謝野氏は20日の衆院財務金融委員会で、首相から中川昭一前財務・金融担当相の後任に選ばれた理由について「お友達じゃないからじゃないですか」と語り、委員会室がざわめく一幕があった。【古本陽荘】

毎日新聞 2009年2月21日 東京朝刊

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