タイガース戦の5回、左犠飛を放つヤンキースの松井秀=ヤンキースタジアムで(共同)
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【ニューヨーク=共同】米大リーグは19日、各地で行われ、ア・リーグ東地区2位のヤンキースは当地でタイガースと対戦、松井秀喜外野手は2犠飛など3打数1安打3打点で9−3の勝利に貢献した。
新しい呼び名が気に入らないわけではない。「最近よく言われるんですよ」と苦笑交じりに明かす。“パックマン”松井秀が持ち味を発揮し、ヤンキースはタイガースに3勝1敗と勝ち越した。レッドソックスとのゲーム差は4となった。
画面に並んだ円いクッキーのようなものを、えたいの知れないキャラクターがぱくぱくとのみ込んでいく。そんなテレビゲームがあった。トーリ監督は「名付けたのはオレじゃない。コーチかだれかがベンチで言い出した。打点をどんどん食うということ」と笑う。
この日は3打点を挙げた。一回に中犠飛、三回は右前適時打、五回に左犠飛。速球を中堅左に打った一回も、体に向かってくるスライダーをたたきつぶすように左に打ち上げた五回も「(ボンダーマンは)球が動くタイプなので、なるべく長く見るように意識した」という意図通りの左方向への飛球だった。
残り38試合で打点は86。4度目のシーズン100打点が見えている。「結果は良かったり悪かったりだけど、状態はずっといい」。“パックマン”は満腹を知らない。
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