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『真央チャン困惑』キム・ヨナの歪んだ敵対心

 フィギュアスケートの浅田真央(18)のライバルとして知られるキム・ヨナ(金妍児=18)が、国際大会で練習妨害されたと語っている。14日の韓国SBS放送の報道によれば、キムはこう言って不満を爆発させたという。

「ライバル選手に試合直前の練習を妨害される」

「ジャンプしようとするたびに、いつも日本人選手に進路をふさがれた」

「先月、カナダで開かれた4大陸フィギュア選手権大会では、特に(妨害が)ひどかった」

 ヨナは韓国で「国民の妹」と呼ばれ、10本ものCMに出演する“国民的アイドル”だけに、発言は物議を醸しそうだ。

 名指しはしていないが、4大陸選手権に出場していた日本の女子選手は浅田真央、村主章枝、鈴木明子の3人。キムの発言が、浅田のことを指しているとみる向きは少なくない。

「キムはジュニア時代から、“いつもマオには優しく、私は厳しく採点される”とよく愚痴っていました。05年のグランプリファイナルの時は『マオ転べ! と願ったが、まさか優勝してしまうとは……』とブログに書いたほどで、浅田に対する敵意ムキ出しの発言は、今に始まったことではないのです」(スポーツライター)

 同じ18歳で、常に優勝争いをしている同士。バチバチ火花を散らすのも分かるが、練習妨害は実際に起こり得るのか?

「公式練習では、選手が本番で使用する曲が順番にかかります。曲がかかっている人が優先という暗黙のルールがあり、ジャンプの時には周りの人が自然と避ける。数人が一緒に滑るため、邪魔になることもありますが、お互いさまです。練習はジャッジも見ているから、妨害するメリットはまったくない。世界選手権が近いので、キム・ヨナも気が立っていたのでしょう。真央ちゃんは萎縮せずに頑張って欲しいですね」(元五輪選手の渡部絵美氏)

 世界選手権は、今月23日からロサンゼルスで開催予定。昨年は浅田が優勝し、キムは3位に甘んじた。

 2人の戦績は、今のところシニアで3勝3敗と互角。場外バトルより、リンクの上で勝負をつけて欲しいとファンは願っているはずだ。

(日刊ゲンダイ2009年3月16日掲載)


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