ニーニョ、ドーピングで薬物発覚

2006年11月30日17時47分

 ブライアン・ビロリア(米)とのリマッチで幸運な防衛を果たしたWBC世界L・フライ級王者オマール・ニーニョ(メキシコ)がピンチ。ネバダ州コミッションが行ったドーピング検査で陽性の薬物反応が検出された。

 検出薬物はメタンフェタミンという中枢神経を刺激する興奮剤。サスペンド、罰金は避けられない状況となっている。タイトルはく奪も決定的か? そのケース、王座は空位となるか、ビロリアが返り咲くかはWBCの裁定に任せられる。11月18日の試合、ニーニョは2度ダウンを喫しながら、マジョリティー・ドローで初防衛を果たしていた。
 逆にもう一人のメキシカン、やはりドーピング検査でアウトになり、タイトルはく奪の窮地に立たされていたオルランド・サリド(IBF世界フェザー級王者)だが、再検査の結果はシロ。タイトル安泰の希望が出てきた。