■ 2004/11/21放送分

「bP 家から出てこないじいさん」


その人がいるのは、インドネシア、
マドゥラ島のバンケス村。
村人に話を聞いてみると、
「あぁ、ブンカスさんだね。
 あの人はオレは生まれる前から
 一度も家から出てきた事がないって聞いてるよ
 オレは35歳だけど…。」

なんと、35年以上出てきてないのか!!
「あそこに住んでるよ。」と、
男の指差す方向をみてみるが、
家などない・・・
「違うよ、あの木の上、あそこが彼の家だよ」
なに!これが家?
本当にこんな所に人が住んでいるのか!?
NO1メーカー「こんにちは!」
すると・・・動いた!!
確かに人間が中にいた!
NO1メーカー「あのー、ブンカスさん?」
ブンカス「(ニッコリして)どうも」
いい人そうだぁ?
木の家の主、ブンカスさんは、
30歳の時に奥さんを亡くして以来、
木の上に住みつき、
それから35年間、一度も降りたことが
ないという。
一体なぜ、こんなところに住んでいるのか?
「元々低かった時に住み始めたのが、
 木が伸びちゃって降りられなく
 なっちゃったんだよ」
つまり35年前は低かった木が、すくすくと育ち、
今では、家のある位置は地上20メートル。
これでは、確かに降りたくても降りられない。
ところで、この家、中は一体どうなっているのか、
NO1メーカー
「カメラで家の中を撮ってもらってもいいですか?」

すると、ヒモが降りてきた。
我々は小型カメラをヒモにくくりつけ、
それで家の中を撮影してもらう事に。
ブンカスさんのお宅訪問!!
「なんじゃ、これは、、、どうすんだ、、、」
「あ?、こうかぁ。ん、誰だこいつは。」
「これはオレか?」
「なんでこんなにハゲちまってんだ!」
家の中に鏡がないブンカスさんは、35年ぶりに
見る自分の髪が薄くなったのに驚きを隠せない。
さらに、家の中を撮影してもらった。
屋根や壁の隙間には、ナイロンを貼って
風をしのいでいる ようだ。
ラジオがあった。外の事も気になるようだ。
そしてさらに、、、時計もあった。
時間の事も気になるらしい。
しかし、今一番気になるのは
やっぱり髪の毛のようだ。
「なんでハゲちまってんだ!」

と、そこへ子供が何かを運んできた。
袋の中を見せてもらうと…おいしそう!
孫「おじいちゃんのご飯だよ」
彼はブンカスの孫。
こうして本家からやって来て、
毎日おじいちゃんの世話をしているのだ。
その時、大勢の人がやって来た。
これは一体何事か?
「ブンカスさんに、お守りもらおうと
 思ってきたんだよ」

高い所に、長い間住み続けてきたブンカスさん、
今では生き神様としてあがめられ、遠くから
お守りを貰いに多くの人が訪れると言う。
「これを財布の中に入れときなさい」
と、お守りを降ろして来た。
その中には、文字のようなものが。
実は、元々アラビア語の先生だったブンカスさん。
お守りに書かれているのはアラビア語の
ありがたい言葉なのだという。
「これでお金が貯まるのよ、ハハハ」
こんなに村の人々に慕われているブンカスさん。
彼は、これからも下に降りて来る気はないのだろうか?
すると、娘さんがこんな話を聞かせてくれた
「少しでも天国のお母さんの近くにいたいから、
 あんな高い所にいるの。
 お母さんの声が聞こえるんだって」
おお、これこそ、まさに究極の愛!
頑固に亡き妻への愛を誓い続ける
ブンカスさんこそ
No.1にふさわしいではないか!
我々は、彼にナンバーワントロフィーを
進呈する事に
「ありがとよ!」
深い愛とともに木の上で生活し続ける
ブンカスさんが、スーパーじいさんの
第一位に決定!!

生瀬チーフより

「ちなみにブンカスさんは最も長く木の上に住んでいる人として
 ギネスブックに認定されているんですが、本人は、
 ギネスって何だ?と言っていたらしいです。」


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