2009年3月17日1時54分
TIME誌の表紙
民主党の小沢代表が今月7日の米タイム誌のインタビューで、「もし私が代表として衆院選で有権者に支持されれば、責任を果たす」と語っていたことがわかった。違法献金事件で公設第1秘書が逮捕されてから4日後の発言で、なお首相の座への意欲をにじませたものだ。同誌アジア版の最新号では「一匹狼(おおかみ)(maverick)」として表紙を飾った。
同誌電子版によると、小沢氏は秘書逮捕について「以前は(献金報告を)修正するだけでよかったケースで、とても不可解だ」と強調。93年の自民離党直前に著書「日本改造計画」で示した政治主導の理念は「今も生きているか」との質問に、「全くそうだ。この改革なくして新たな日本はつくれない」と語った。
同誌が日本の野党党首を表紙に据えるのは異例。アジア版は4ページの特集を組み、「次の首相をうかがうが、景気後退から日本を救う新鮮な発想の持ち主なのか」との見出しで、献金問題にも触れた。