足跡

March
13
2009

 自分が本格的に会社経営に携わるようになってからすでに20年が経過しました。20年と言うのは、一つの節目として考えてもいいのではないかという思い、それから節目として考えざるを得ない状況、さらには、今後の自らの道を模索する上でもこの20年間をどこかで一度振り返っておきたいという思いがありました。そして特にこの9ヶ月間、第一線の経営から退いて客観的に見つめる時間と、訓練が出来たことが、僕のモチベーションを掻き立てたと思います。経営者としては異例かもしれませんが、年間通じてコンスタントに1500枚くらいの文章を書いてきたということもあって、この20年間の経験をすべて文章に書く残したいと思うようになりました。もちろん現時点では、成功談ではなく失敗談でもなく、道半ばの文章になりますが、そのプロセスはきっと経営でご苦労されている皆様のご参考になると確信しています。また、様々な憶測や一方的な意見の多かった、星野金属工業株式会社やソルダムの倒産劇についても、非常に率直にまた記憶が鮮明なうちにリアルに書き残しておきたいと思っていました。このところ、約400枚ほど書き終えていて、さらに400枚ほど加筆する予定です。いざ、書いてみると、自分でも意識したことは無かったのですが、あまりに多くの出来事があり、そして通常では決して経験し得ないことを、よくもまぁこれだけ重ねたものだと、関心してしまいます。大きな波紋をひろげる可能性もありますが、共感していただける部分も多いのではないかと、そしてもし苦難の渦中でお読みいただけたら、勇気を持っていただけるのではないかと思います。近く、新しくサイトを立ち上げ、順次公開してゆく予定です。今の僕が次の人生に進むために、総てを一度整理して、公開してしまおうと思います。それでないと、次に進めないような、そんな気持ちですので。

 

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |