線路に突き飛ばされ死亡 品川駅、雑誌集めで口論
6日午後4時20分ごろ、東京都港区のJR品川駅1番線ホームで、住所不詳、無職小宮信夫さん(38)が男に突き飛ばされ線路に転落し、小宮さんは山手線内回り電車にひかれ死亡した。男はホーム反対側2番線の山手線外回り電車に乗って逃走しようとしたが、目撃した乗客の会社員男性(47)が電車から引きずり降ろして取り押さえ、警視庁高輪署員に引き渡した。
同署は男を殺人の現行犯で逮捕。男は自称住所不定、無職の30歳で、小宮さんを突き飛ばしたことを認め「雑誌集めをしていてトラブルになった」などと供述しているが、言動に不自然な点があり、同署が身元などを慎重に調べている。
当時はラッシュ前で、ホームは混雑していなかった。
品川駅で雑誌集めをしている男性は「男は品川駅のほか、東京駅まで乗って網棚の雑誌を集めたりしていた。山手線の駅にはそれぞれ雑誌集めの縄張りがあって、時々縄張り争いのけんかが起きる」と話していた。
【共同通信】
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