極秘プロジェクトZ 開発日誌

■2008年06月09日(月)  オレの奈良時代
オレにも昔は奈良時代があった。
後先を考えず、ただガムシャラに東大寺な時代があったのだ。
毎日のように鹿と戯れ、大仏を建立した。
何も怖くはなかった。
オレの心には、いつも奈良のスピリットがあったからだ。
バカをやって、イキがったあげくに、オレは和同開珎に手を出した。
恥ずかしい話さ、阿倍仲麻呂を見るまで、すっかり忘れちまってた。

■2008年06月09日(月)  T名網です。
そんなことより今日も卵の話をしましょう。
卵系特撮と言うと忘れられないのがカメレキングです。
人間を吸収し、金と銀の二つの卵が合体するなど
子供の頃リアルタイムで見てトラウマになってますね。
「Q」のパゴスが登場する「虹の卵」も、実際は卵ではないものの、サブタイトルの不可思議な詩情といい、リアルなパゴスの造形といい、忘れられません。
人工着色のスチールがいい味出してるんですよ。
新マンのツインテール、タロウのキングトータスもありますが、こちらはちょっと印象が弱いですね。インパクトでいうとモスゴジのモスラの卵が一番でしょうか。センスオブワンダーそのもののビジュアルがたまりません。

■2008年06月09日(月)  セガゲームの色彩 (その2)
えーこんにちは、ゾルゲールです。
セガゲームの色彩について続きです。
TMS-9918Aの次に長らく続いたのは、RGB各8段階の512色中n色の時代でしょう。
Nの部分(パレットの数)はあれこれありましたが、全体の色味ではメガドラ時代まで馴染み深いものとなりましたな。
森羅万象をRGBの8段階、多くの場合はそのうち16色であらわすというのは一種のパズルのようなものでありまして、少ない色数で対象を表現し、しかもゲーム中に必要な要素の視認性を高めるには、かなり頭を使わなければなりません。
実は、これまでのオタク文化というものは輪郭線+鉱物顔料の呪縛からなかなか逃れ得ず、色彩設計にはかなり弱かったのですが、それを刷新した原動力は、この「RGB各8段階・512色中n色」によって強制された色彩設計にあると思いますね。
西洋美術史における印象派じゃありませんが、絵の具だとどうしても色が濁りがちな、暗い紫、黄色、緑の鮮やかさに初めて気づかされたのは、実はゲームのグラフィックだったという方も多かったのではないでしょか。
もっとも当時のセガは「4Dウォリアーズ」「忍者プリンセス」とかで、何とも言えない我が道を歩んでいたのですが、いや、好きだよ忍プリ。基板持ってるよ4Dウォリアーズ。コアランド最高!
あ、もちろんメガドラの「ミッキーマウス」「リスター」とかは凄えよ。神がかってる。

2008年06月06日(金) 
まただ! まだ終わらんよ!←仕事が

by ゾルゲール氏の部下Aこと 塩YA

■2008年06月06日(金)  T名網です。
そんなことより今日も卵の話をしましょう。
卵で忘れられないのは諸星大二郎「暗黒神話」ですね。
日本各地に残る石卵が、実は古代の人工冬眠装置だったという設定ですが、諸星ならではの描線のリアリティや、薬液の配合が不完全だったために、溶解していく弟橘姫がトラウマものでした。
卵の持つ不穏なイメージを体現した名シーンと言えましょう。
以前読んだインタビューによれば、後半はかなり端折ったらしいので、本来は卵生神話関係の話がもうちょっと読めたかもしれません。
「マッドメン」の呪的逃走の話とかすげえもんな。
そういえばマスターシステムの佳作、「星をさがして…」のミオも卵生でしたね。
多分にメルヘン的な部分だったと思うのですが、あれも「卵生」というものに人が抱くロマンの体現であったような気がしてなりません。
卵しか売ってない「卵屋」とか、ワケわかんなくてもう最高です。

■2008年06月06日(金)  セガゲームの色彩について
えーこんにちは、ゾルゲールです。
今日から何回かにわたって、かつてセガのゲームを特徴付けた、独特の色彩について語りましょう。
セガに限らず、ゲームの色彩と言うのはハードウェアのスペックと直結しており、「フェルメールの青」みたいな、時代背景とも密接に連携した実に興味深い話題なのです。
最初期のセガのゲームの色彩は、他社同様アナログ8色ですな。
ただ、「ぶたまん」でおなじみの「スペースアタック」は、数あるインベーダーの中でもなぜか背景が真っ青という、後の「セガブルー」の萌芽を感じさせる独自性がありました。
ゲームの中身の独自性は気にすんな。
次に印象的なのは、やはりSG-1000の固定16色(しかも横8ドットに2色という妙な制限つき)で、これはMSXやコレコビジョン同様のTMS-9918A。絵を描かない人が適当に決めたみたいな独特の妙な色彩(薄い黄色とかな。なぜ肌色に使えるペールオレンジとかにしないんだろう)が、強烈な印象を残しました。
内臓を患ったみたいな黄色い顔のゴルゴとか忘れられません。
このTMS-9918A時代のベストバウトは、なんといってもコナミの後期MSXシリーズですが、セガの「テレビおえかき」とかで見られるスペースシャトルの絵も相当なレベル、つーかあそこまで行くとサギ同様でした。あんな絵描けねえって。
続きます。

■2008年06月05日(木)  T名網です。
こんにちは。WEBチームT名網です。
今日も私の愛する卵のお話をいたしましょう。
私の家にはもちろん都内有数の卵コレクションがありますが
中でも目玉はロシアの宝飾イースターエッグです。
イースターエッグはそもそもキリスト教の復活祭を飾るアイテムですが、
多産と豊穣を祈願するその起源は、さらに歴史をさかのぼって異教の香りを思い起こさせます。
そういえば古代の地母神アルテミスの像も、まるで多数の乳房を備えているように見えますが、あれも実は卵ではないかという説があるようです。
あとは押井守の初期作、「天使のたまご」も忘れることができません。
今見ると単なるタルコフスキーかぶれの耶蘇衒学趣味なのですが、当時はアニメでそういったものが珍しかったので、それなりにビビったものです。
どっちかというと、あの作品の功績は天野喜孝の絵を根性で動かして見せた名倉靖博(最初なかむらたかしだったのが降板しましたな)と、BGに油性ペンでタッチを入れまくった小林七郎にあるような気がしてなりません。
ところで名倉靖博といえば、「ラピュタ」の、そこだけ異様にかわいいシータと、炎の舌のようにうごめく飛行石の輝きが忘れられません。うまい原画だったなあ。

2008年06月04日(水) 
馬の耳に念仏をとなえたら予想外に成仏した

2008年06月04日(水) 
遠距離支援型ドリームキャストが量産化されたあかつきにはッ!

2008年06月04日(水) 
「ちくわぶ」は、そろそろ自分のポジションを考えた方が良いと思う。



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