「ごっくん」酔いどれ大臣
中川氏と美人記者の「関係」
(週刊朝日 2009年3月6日号掲載) 2009年2月25日(水)配信
「あのー…………ふぅ」。ショボショボした目に、ろれつが回らない口調。歴史的“迷”会見である。G7という晴れの舞台で全世界から嘲笑を買ってしまった中川昭一前財務・金融担当相(55)。昼食会を抜け出してワインを飲んでいたことだけでも大問題だが、その席には大臣「ご指名」の美人記者も同席させていた──。
「バシッと言ってやったよ」
ローマで開かれたG7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)の初日(13日)、米オバマ政権の“目玉人事”の一人であるガイトナー米財務長官との初会談を終えた中川氏は、上機嫌だったという。米国で保護主義的な動きが広がっていることに対し、気鋭の“新世代”財務長官に「日米とも断固として保護主義に反対すべきだ」と詰め寄ったのだから、さぞかし気分が良かったのだろう。
それが一夜明けて、あの会見である。
現地で14日に開かれた共同記者会見で世界中に醜態をさらした中川氏は帰国後の17日、二転三転の末、辞任に追い込まれた。全国紙などでは「もうろう会見」などと呼ばれているが、どう見ても酒で泥酔しているようにしか見えない状態だ。
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