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【衝撃事件の核心】英「13歳の父」騒動に“仰天続報” 「オレこそパパ」と2人が名乗り出て… (4/4ページ)
このニュースのトピックス:衝撃事件の核心
「性におぼれる子供に共通するのは、貧しい食生活と寂しい家庭環境」と桜井さん。地元メディアによると、アルフィー君の家庭は両親に離婚経験があって貧しく、シャンテルさんの家庭も生活保護を受けているという。
その一方で、シングルマザーは16歳から公営住宅への入居支援や児童手当が支給される。つまり、計画的な出産でない場合でも、手厚い社会福祉制度で生活が保障されるというわけだ。アルフィー君もシャンテルさんが16歳になった段階で、親子3人で新たな生活を始めるという。
“対岸の火事”ではない!? 問われる日本の性教育
「英国では今後、低年齢での性教育を徹底させるだろうが、逆に性交を促進する可能性がある。日本での現在の性教育も実質的に“性交指導”となっている現状があり、母体教育など本来の性教育を実施しなければ、性の乱れの低年齢化は避けられないだろう」
英国での今回の騒動について「日本でも人ごとではない」と警鐘を鳴らす桜井さんは、こう訴える。
10代の性を長年みつめてきた日本家族計画協会常務理事の北村邦夫医師は、「世界の中で日本の若者の性はまだまだ乱れていない」とみるが、「性行為については早いか遅いかの二極化に向かっている」と分析し、適切な性教育の必要性を訴える。
日本では平成18年、14歳の中学2年の女子生徒による出産までの葛藤(かっとう)を描いた民放ドラマ「14歳の母」が放送され、10代の性に注目が集まったばかり。ドラマの中の相手は15歳の中3男子だったが…。
日本にとっても今回の騒動が“対岸の火事”といってられない状況にあるのかもしれない。