アフリカ・ソマリア沖で海賊対策にあたるため、海上自衛隊の護衛艦2隻が現地に向けて出発します。
海上自衛隊の呉基地です。ソマリア沖に派遣される護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」が停泊しています。この後、麻生総理も出席して式典が開かれますが、すでに見送りの家族などが集まっています。
2隻の護衛艦には、司法手続きを担当する海上保安官や、特殊部隊の特別警備隊を含むおよそ400人が乗り込みます。
自衛隊法上の海上警備行動としての派遣ですが、政府は今の国会で海賊対処法案が成立すれば、活動の根拠を新しい法律に切り替える方針です。
市民グループなどは武器を使う可能性がある場所への派遣は、憲法違反だと主張しています。
護衛艦は午後出発し、来月上旬からソマリア沖で4か月から5か月の間、日本に関連する船の警護にあたる予定です。(14日11:48)