ソマリア沖の海賊対策のため海上自衛隊の護衛艦2隻が呉基地から派遣される事態を受け、広島県原水禁と県平和運動センターは13日、広島市中区の平和記念公園で抗議の座り込みをした。
雨のため原爆資料館下の石畳に約60人が約30分間座り込み、横断幕を掲げた。センターの佐古正明議長(48)は「領海や近海で日本の船舶を守ることを想定した海上警備行動の拡大解釈だ」。県原水禁の片山春子代表委員(78)は「憲法を踏みにじる派遣に歯止めを」と訴えた。
この後、ソマリアの無政府状態の回復や国民生活の支援を求めるアピール文を採択し、麻生太郎首相や浜田靖一防衛相たちに送った。
【写真説明】護衛艦のソマリア沖派遣に抗議して座り込みをする参加者
|