あきべぇ倒す 中川MVP 最強後楽園決勝

2008年10月09日00時07分

10日の後楽園ホールは今年から始まった日本タイトル挑戦権獲得トーナメント「最強後楽園」の決勝が行なわれた。さすがに実力伯仲とあって判定となった5試合すべてが2-1と割れる大接戦だった。
 ミニマム級は、辻昌建(帝拳)が堀川謙一(SFマキ)を77-76、78-76、75-78で下したが、判定に異論続出。堀川は敗者にもかかわらず異例の技能賞に選ばれている。
 バンタム級は臼井欽士郎(横浜光)が三枝健二(新開)を77-75、77-76、76-77と下し、フェザー級は梅津宏治(ワタナベ)が高山和徳(船橋ドラゴン)に77-76、79-75.、77-78で勝利。ライト級は中森宏(平仲)が熊野和義(宮田)を78-76、78-75、79―76と下したがこちらも論議を呼んだ。モロさを露呈しながら踏張った中森は敢闘賞。ミドル級は淵上誠(八王子中屋)が77-76、78-75.、75-77で氏家福太郎(新日本木村)を下した。
  唯一のKOはウェルター級。再起をはかった牛若丸あきべぇ(協栄)だったが中川大資(帝拳)との壮絶打撃戦に3回レフェリーストップ負けとなった。中川はMVPを獲得。フライ級は村中優(フラッシュ赤羽)がオーバーウェイトで失格。池原繁尊(横浜光)の不戦勝だ。